目的に沿ったマッチングを可能に、奨学金サイト「SCHOL」β版公開

 SCHOLは、奨学金サイト「SCHOL」(スカラ)のβ版を公開した。日本にあるほぼすべての奨学金を特定の条件で検索することが可能で、個人個人の目的に沿ったマッチングができるとしている。

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奨学金サイト「SCHOL」(スカラ)Webサイト
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 SCHOLは、奨学金サイト「SCHOL」(スカラ)のβ版を公開した。日本にあるほぼすべての奨学金を特定の条件で検索することが可能で、個人個人の目的に沿ったマッチングができるとしている。

 日本では家族主義が強く、特に親が子どもの教育に責任を負うという考え方が主流であり、子どもの教育費負担をおもに親が担う形となっている。しかしコロナ禍以前より平均家計収入が減少し続け、大学の独立行政法人化以降、学費は逆に高騰するという現象が起きており、誰が教育費を負担するかということが大きな社会問題になってきているという。

 そこでSCHOLは、公的支援の少ない日本で、この問題を解決するひとつの手段として、奨学金があることに着目。日本最大の奨学金サイト「SCHOL」を立ち上げた。

 日本の奨学金には、返済の必要のない給付型奨学金の少なさと、情報のギャップという大きな課題がある。SCHOLは容易に運用できる業務管理システムと、日本に存在するほぼすべての奨学金を検索マッチングできるWebサイトを合わせて、プラットフォームという形で提供することにより、この課題の解決を志すとしている。

 「SCHOL」は、これまでクローズドに学生の意見をもとに改善を重ねて運営してきた。学生が自分に合った奨学金を探し出せるようになることを最大の目的としている。今後、ブロックチェーンを使った履歴保存管理やAIによる自動推薦、一括申込などの機能を追加していくことにより、より学生に役立つ価値を提供していく。
《田口さとみ》

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