ベネッセ教育総合研究所が、新型コロナウイルス感染症の影響による生活環境の変化を調査したところ、母親の約7割が「子どもがうまく育っているか不安になる」と回答した。子育てに関係する人づきあいがあったり、パートナーのサポートを感じられたりする母親のほうが、子育ての楽しさや自信を感じている傾向にあった。 幼児・小学生の生活に対する新型コロナウイルス感染症の影響調査は2020年5月22日~24日、1歳児(2018年度生まれ)から小学6年生の子どもを持つ母親2,266名を対象に、インターネットで実施した。 うち、1歳~6歳の幼児(就学前)を持つ母親1,030名の調査結果によると、新型コロナ流行前より人とのつながりを大切にしたいと思った回答者は82.7%、家族との時間を大切にしたいとする回答は83.0%だった。 新型コロナの影響による悩みや気がかりとしては、「子どもが友だちと会えない」53.9%、「子どもが先生や地域の人などとのつながりをもてない」30.1%、「(あなた自身が)園・学校や地域とのつながりがもてない」19.7%などがあげられた。 コロナ禍において「子育てが楽しい」と回答した母親は69.7%で、「子どもがうまく育っているか不安になる」との回答は70.9%だった。 「子育てが楽しい」との回答は、パートナー以外で子育てについて気軽に話せたり気にかけてくれたりする人が多い群では82.0%、人とのつながりが少ない群では54.0%だった。また、「子どもがうまく育っているか不安になる」との回答はつながりが多い群では62.2%で、少ない群は78.9%。子育てを通した人とのつながりがあるほうが、母親は子育てに楽しさを感じ、不安が少ない傾向にあった。 また、配偶者・パートナーが「あなたの子育ての悩みの相談にのってくれる」は68.3%、「コロナ流行への対応を一緒に考えてくれる」は66.5%となった。 配偶者・パートナーのサポートを多く感じられる群では、「子育てが楽しい」との回答が82.1%と、サポートが少ないと感じる群の58.3%より多かった。「子育てをそれなりにうまくやれていると思う」とする回答もサポートが多い群は83.6%、少ない群では63.1%となり、配偶者・パートナーのサポートを感じられるほうが、母親の子育ての楽しさや自信が高い傾向にあった。
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