博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」は、慶應義塾大学SFC研究所とBASSDRUM、BUTTONと共同で子ども向け在宅運動ツール「POSE & PLAY」を開発し、実証実験を2020年8月31日より開始した。 新型コロナウイルス感染症による外出自粛で、大人のみならず子どもも在宅での生活を余儀なくされる中、子どもの運動不足を解消し、筋力や持久力のような基礎能力の低下を抑えることは社会課題となっている。また、身体活動やスポーツが学習に好影響をもたらすという研究も、近年進められている。 「POSE & PLAY」は、こうしたウィズコロナ時代の新しい日常でも、子どもたちの運動能力や技術の向上に貢献し、「運動×勉強」を後押しすることで、新たな可能性を引き出すことを目指すという。 「POSE & PLAY」では、子どもたちがPCやタブレット、スマートフォンを使用し、ゲーム感覚で自宅でも運動をすることができる。カメラに映る自分の身体に表示された黄色のマーカーを、カウントダウン後に表示される青いマーカーにあわせて遊ぶというもので、できるだけ早く青いマーカーをタッチして、ポイントを競う。 実証実験では、ユーザーとなる小学生を中心とした子どもたちに「POSE & PLAY」を体験してもらい、コンセプトの受容性や利用意向を聴取する。今後は、子どもたちが長期的に楽しめるコンテンツ開発やゲーム性の向上、運動基礎能力や技術への効果、知的活動への効果に関する知見を得て、市場導入に向けた本格的な研究開発を進めていくとしている。
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