ベビーカレンダーは2020年11月4日、「2020年赤ちゃんの名前ランキング」を発表した。2020年生まれの赤ちゃん16万1,321名の名前を集計した結果、ランキング1位は男の子が「蓮」、女の子が「陽葵」となった。近年人気のレトロネームは「鬼滅の刃」人気もあってかさらに人気をみせた。 「2020年赤ちゃんの名前ランキング」は、ベビーカレンダーが企画・運営する「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用した人、および「2020年赤ちゃんの名づけエピソードキャンペーン」に応募した人のうち、2020年に生まれた赤ちゃんの名前を調査・集計したもの。調査件数は男の子が8万1,896件、女の子が7万9,425件、計16万1,321件。調査期間は2020年1月1日から10月1日。ランキングは今回で11回目となる。 男の子の名前ランキングは、1位「蓮（おもな読み：れん）」、2位「蒼（あおい、あお）」、3位「陽翔（はると、ひなと）」、4位「樹（いつき、たつき）」、5位「湊（みなと、そう）」。「蓮」は2019年に続き今年も1位に。「蒼」は2018年15位、2019年8位と順位を上げ、2020年は2位にランクインした。8位「湊斗」、10位「朝陽」も、ともに2019年トップ10圏外からランクアップ。「陽」「翔」「湊」の漢字を含む名前がトップ10に2種類ずつランクインした。 女の子の名前ランキングは、1位「陽葵（ひまり、ひなた）」、2位「紬（つむぎ）」、3位「凛（りん）」、4位「芽依（めい）」、4位「結月（ゆづき、ゆつき）」という結果に。1位の「陽葵」は2019年から高い人気を維持。「紬」は2018年16位、2019年4位と着実に順位を上げ、2020年は2位にランクインした。「紬」「凛」「結月」「葵」「澪」といった古風で日本的なイメージをもつ漢字や、和風な名前に用いられる止め字「子」を含んだ「莉子」もトップ10入りし、女の子では根強いレトロネーム人気がみられた。 ベビーカレンダーは、2020年に空前の大ブームを巻き起こしたマンガ・アニメ作品「鬼滅の刃」の舞台が大正時代ということもあり、レトロネーム人気の後押しとなっているのではと推測。「鬼滅の刃」のキャラクターに関連した名前も男女ともに増加傾向にあり、人気キャラクター「冨岡義勇（とみおかぎゆう）」と同じ「義勇（ぎゆう）」や、かわいらしい女性キャラクター「甘露寺蜜璃（かんろじみつり）」と同じ「蜜璃（みつり）」や「みつり」という名前の読みなどが2019年までの0人から実際に増えているという。さらに、「冨岡義勇」が使う技の名前が「凪（なぎ）」であることから、「凪（なぎ、なぎさ）」が男女ともに順位が急上昇。2018年トップ100圏外、2019年93位から、今年は24位に大きくランクアップしている。 名前の読みランキングは、男の子が1位「はると」、2位「みなと」、3位「そうた」。「はると」は2018年から3年連続で1位をキープ。「陽翔」「陽斗」「晴翔」といった名前の順に人気で、約230種類のバリエーションがあったという。名前の読みは「と」で終わる「と止めネーム」の人気が高く、トップ10の5割を占めた。女の子は1位「ゆい」、2位「めい」、3位「えま」。読み2音の人気が高まり上位を独占する結果に。また、名前の読みでもレトロネームに人気が集まり、「ゆい」「あおい」「つむぎ」「ひまり」「ほのか」「いちか」「あかり」がトップ10入りした。 名前に使用された漢字ランキングは、男の子が1位「翔」、2位「大」、3位「斗」。「大」も近年「と」と読む使い方に用いられ、読み同様「と止めネーム」人気からトップ3を独占した。女の子は1位「花」、2位「菜」、3位「結」。「花」「菜」をはじめ、4位「莉」、6位「奈」、10位「咲」と草花や果実を連想する漢字が半分を占めた。 すべてのランキング結果は、ベビーカレンダーの赤ちゃん名づけ・名前ランキンングで見ることができる。◆2020年赤ちゃんの名前ランキング（名前とおもな読み）【男の子】1位「蓮」れん2位「蒼」あおい、あお3位「陽翔」はると、ひなと4位「樹」いつき、たつき5位「湊」みなと、そう6位「大翔」ひろと、はると7位「悠真」ゆうま、はるま8位「湊斗」みなと9位「律」りつ10位「朝陽」あさひ【女の子】1位「陽葵」ひまり、ひなた2位「紬」つむぎ3位「凛」りん4位「芽依」めい4位「結月」ゆづき、ゆつき6位「結菜」ゆいな、ゆな7位「葵」あおい8位「莉子」りこ9位「澪」みお、れい10位「陽菜」ひな、はるな
