子どもが仕事を選ぶ際、保護者が気にかけたいことは、「自分の好きなこと・得意なことが生かせる」が83.8%ともっとも多いことが、栄光ゼミナールの小中高生の家庭の職業観に関する調査で明らかになった。 栄光ゼミナールは2020年9月9日~9月23日、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に小中高生の家庭の職業観に関する意識調査を実施し、939人の有効回答を得た。 子どもには将来就きたい職業があるかを聞いたところ、小学生保護者62.6%、中高生保護者48.6%が「ある」と回答した。 「ある」と回答した保護者に、就きたい職業のために、子どもが取り組んでいることや努力をしていることがあるかを聞いたところ、小学生保護者の70.5%、中高生保護者の77.2%が、何らかの取り組みをしていることが「ある」と答えた。 将来の職業について子どもと話したことがある保護者は、小学生94.5%、中高生97.0%だった。どのような機会に話したかを聞いたところ、小学生保護者では「日常会話の中で、職業についての話題があがった時」が79.8%ともっとも多く、中高生保護者では「受験など子どもの進学・進路を考える時」が75.8%と最多だった。 「保護者が今までに就いたことがある仕事・会社を選ぶ際に重視したこと」と、「将来、子どもが仕事・会社を選ぶ際に気にかけたいこと」を聞いたところ、保護者自身の職業と比べ、子どもの将来の職業には「自分の好きなこと・得意なことが生かせる」、「ワーク・ライフ・バランスの取り組みが充実している」ことを求める傾向が強いこともわかった。