司法試験2020、合格率1位は「予備試験合格者」89%…法科大学院別結果

 令和2年(2020年)司法試験の合格者数と合格率を法科大学院別にみると、1位はいずれも「予備試験合格者」であることが、法務省の発表より明らかになった。予備試験合格者の合格率は89.36%。

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2020年(令和2年)司法試験合格者数トップ10 ※画像:法務省「令和2年司法試験」試験結果をもとに作成
  • 2020年(令和2年)司法試験合格者数トップ10 ※画像:法務省「令和2年司法試験」試験結果をもとに作成
  • 2020年(令和2年)司法試験合格率トップ10 ※画像:法務省「令和2年司法試験」試験結果をもとに作成
  • 予備試験合格者(職業別)
  • 予備試験合格者(最終学歴別)
 令和2年(2020年)司法試験の合格者数と合格率を法科大学院別にみると、1位はいずれも「予備試験合格者」であることが、法務省の発表より明らかになった。予備試験合格者の合格率は89.36%。一方、合格者を出せなかった法科大学院は21校あった。

 司法試験は、法科大学院の課程の修了者または司法試験予備試験の合格者が受験できる。受験期間は受験資格を取得した日後の最初の4月1日から5年間。

 2020年司法試験の合格者数は、「予備試験合格者」が378人で最多となり、ついで「東京大法科大学院」126人、「慶應義塾大法科大学院」125人、「京都大法科大学院」107人、「中央大法科大学院」85人。一方、合格者を出せなかった法科大学院は21校あった。

 合格者数を受験者数で割った合格率は、「予備試験合格者」が89.36%で最高となり、「愛知大法科大学院」77.78%、「一橋大法科大学院」70.59%、「東京大法科大学院」59.43%、「京都大法科大学院」57.84%が続いた。

 なお、「予備試験合格者」378人を職業別にみると、「大学生」が146人ともっとも多く、「法科大学院生」115人、「無職」39人、「会社員」33人、「公務員」23人などが続いた。また、最終学歴別にみると、「大学在学中」が146人ともっとも多く、「法科大学院在学中」112人、「大学卒業」65人などが続いた。

◆司法試験合格者数トップ10
1位「予備試験合格者」378人
2位「東京大法科大学院」126人
3位「慶應義塾大法科大学院」125人
4位「京都大法科大学院」107人
5位「中央大法科大学院」85人
6位「一橋大法科大学院」84人
7位「早稲田大法科大学院」75人
8位「神戸大法科大学院」62人
9位「大阪大法科大学院」34人
10位「明治大法科大学院」30人

◆司法試験合格率トップ10
1位「予備試験合格者」89.36%
2位「愛知大法科大学院」77.78%
3位「一橋大法科大学院」70.59%
4位「東京大法科大学院」59.43%
5位「京都大法科大学院」57.84%
6位「東北大法科大学院」53.06%
7位「鹿児島大法科大学院」50.00%
8位「慶應義塾大法科大学院」49.80%
9位「神戸大法科大学院」49.21%
10位「九州大法科大学院」46.67%
《工藤めぐみ》

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