もうすぐ節分…硬い豆やナッツ類「5歳以下食べさせないで」

 124年ぶりに2月2日となることで注目を集める今年の「節分」。節分にかかせない豆まきだが、豆やナッツ類の誤嚥により、窒息や気管支炎、肺炎などを引き起こすおそれがあるとして「5歳以下の子どもには食べさせない」よう、消費者庁がWebサイトなどで注意を呼びかけている。

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 124年ぶりに2月2日となることで注目を集める今年の「節分」。節分にかかせない豆まきだが、豆やナッツ類の誤嚥(ごえん)により、窒息や気管支炎、肺炎などを引き起こすおそれがあるとして「5歳以下の子どもには食べさせない」よう、消費者庁がWebサイトなどで注意を呼びかけている。

 消費者庁は2021年1月20日と28日の2度にわたり、Webサイトやメールマガジンで子どもが硬い豆やナッツ類を摂取することについて「5歳以下は大変危険」と注意を呼びかけている。

 2010年12月から2020年12月末までに医療機関から寄せられた情報のうち、食品により14歳以下の子どもが窒息・誤嚥した事故情報は164件報告されており、そのうち5歳以下の事故が141件で86%を占めている。豆やナッツ類が原因となった事例は31件だった。

 ピーナッツ、炒り豆、アーモンド等のナッツ類は、飲み込む準備ができていないときにのどに落ちたり、息を吸ったときに不意にのどに移動したりして、のどに詰まる危険性が高い。小さく砕いた場合でも気管に入り込んでしまうと肺炎や気管支炎になるリスクがあり、気管や気管支の中で水分を吸って膨らむことで窒息を引き起こす場合もあるという。

 大人に近い咀嚼(そしゃく)ができるようになり、飲み込んだり吐き出したりする力が十分に発達するのはそれぞれ3歳ごろと言われているが、その2つを協調させることができるようになるのは6歳ごろだという。事故が起こった際大変危険な状態になることから、消費者庁では注意喚起する対象を3歳以下から5歳以下に引き上げ、節分が間近に迫まったこの時期何度も注意を呼びかけている。

 コロナ禍で各地の医療機関の逼迫した状況が日々伝わってくる中、緊急搬送や急な処置が通常時のように行われない可能性も考えられる。今一度危険性を確認したうえで、節分で豆まきをしたら親の目の届かないところで子どもが拾って口に入れないよう、すみやかに後片付けを徹底するなど注意してほしい。

 消費者庁では、子どもの思わぬ事故を防ぐための注意点や豆知識をメール配信するサービス「子ども安全メール from 消費者庁」を提供している。登録・購読は無料(通信料金は除く)。消費者庁Webサイト「子どもを事故から守る!事故防止ポータル」から登録できる。

◆豆やナッツ類による窒息・誤嚥事故事例
 「保育施設で幼児が炒り豆を食べた後、意識がない状態になっているのに気付き、病院に救急搬送したが死亡した(4歳)」

 「アーモンドを子どもに食べさせていて口内に残したまま歩行中、もっと欲しがって泣いたところむせてせき込み、その後もゼイゼイした感じがあり病院を受診。右気管支異物により6日間入院した(2歳)」

 「ピーナッツ味噌を4~5粒摂取後むせ込みゼイゼイ音がしていた。緊急気管支鏡下気道異物除去術を行い5日間入院した(4歳)」
《畑山望》

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