ASUSの2-in-1 Chromebook「ASUS Chromebook Detachable CM3」新高校生はこう使う

 ASUSの2-in-1 Chromebook「ASUS Chromebook Detachable CM3」は、子どもの学習にも使いやすいのか? どんな利用シーンがあるのか? 今春高校に進学するユウトくんに使ってもらい、話を聞いた。

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キーボードとスタンドカバーを付けた状態でも約17mmの薄さと、落ち着いたグレイで持ちやすいカバーが印象的な「CM3000DV」
  • キーボードとスタンドカバーを付けた状態でも約17mmの薄さと、落ち着いたグレイで持ちやすいカバーが印象的な「CM3000DV」
  • 携帯性、生産性、そして複数のスタイルで体感できる多様性のすべてを1つのデバイスで実現した「CM3000DVA」
  • 写真を表示すると「画面がきれい」とユウトくん
  • 縦置きだと、机を広く使えるのもメリットだ
  • 横置きでも縦置きでも、角度を自在に変えられる
  • カバーの裏側。しっかりとしたヒンジにより、微調整した角度をしっかりとキープ
  • モニターの右上にスタイラスペンが収納
  • スタイラスペンは指先を引っ掛けるようにして取り出すことができる
 学校のICT環境の整備が急がれた2020年度。パソコンは学校においても家庭においても、子どもの学びに欠かせない文房具のような存在になってきた。リモートワークをする大人と同様に、子どもたちがパソコンで学ぶ姿が日常の風景となりつつある。

学校でシェアNo.1のChromebook



 小中学生1人1台コンピューターと、小学校から高等学校までに高速大容量の通信ネットワークを整備する国の政策である「GIGAスクール構想」において、もっとも多く採用されたのはGoogle Chrome OSを搭載したChromebookだった。MM総研が2021年2月16日に発表した「GIGAスクール構想実現に向けたICT環境整備調査」によると、OSのシェアはGoogle Chrome OSが43.8%で圧倒的な1位、iPadOSは28.2%、Microsoft Windowsは28.1%という結果だった。

 お子さんが通っている学校で教育用端末として1人1台が配布され、どういった端末を自分の子どもが使っているのか、これから使っていくことになるのか、気になる家庭も多いのではないだろうか。その中で「学校で使い慣れた使用感を家庭でも」または「自宅で使い慣れて学校でよりスムーズに使ってほしい」と考える保護者は多く、「実際に弊社のコールセンターには子どもが学校で使用するものと同じ端末を買いたいのだが、どこで買えばいいだろうか、といったお問合せは多いです」とASUS JAPANの鈴木真二氏は話してくれた。

横置きも縦置きも自在な「CM3000DVA」



 ASUS(エイスース)は、コンシューマー市場向けに2-in-1 Chromebook「ASUS Chromebook Detachable CM3(型番:CM3000DVA-HT0019)」(以下CM3000DVA)を2021年3月17日に発売すると発表した。モニターサイズは10.5インチで、簡単に脱着できるタッチパッド付きフルサイズキーボードとスタイラスペン、背面にマグネットで取り付けられるフレックスアングルスタンドカバーが付属。ASUS Storeに3月10日にオープンした学生・教職員向けストアでは、3月17日より4月18日までの期間、特別優待価格35,800円(税込)で購入できるキャンペーンを実施している。送料無料かつ学生・教職員向けストアの購入特典であるASUSのあんしんプレミアム3年間が付いている。ASUSのあんしん保証プレミアムは、通常は1年間のメーカー保証を延長し、かつ落下破損などの物損に対する修理も無料で受けられるというASUS独自の延長保証となっている。

 「CM3000DVA」の最大の特長は、フレックスアングルスタンドカバーにより、縦置きも横置きも可能で、角度の微調整もできることではないだろうか。また、Webカメラはイン(192万画素)とアウト(800万画素)の2つ、インターフェイスはUSB2.0(Type-C)が1つと、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャックが1つで、ステレオスピーカーが内蔵している。

 ノートパソコンとしてもタブレットとしても使用でき、「携帯性、生産性、そして複数のスタイルで体感できる多様性のすべてを、1つのデバイスで実現しています。思いついたアイデアをスケッチできる収納可能なASUS USI Pen、用途に合わせて縦・横どちらでも使えるフレックスアングルスタンドカバー、快適なタイピングを可能にするデタッチャブル(脱着式)キーボードを標準付属。学習、仕事、遊びに、あらゆるシーンに合わせて、生産性が向上し、エンターテイメントもさらに楽しめます」とASUS JAPANの同氏は説明する。

ASUS CM3000DVAオフィシャルサイト
携帯性、生産性、そして複数のスタイルで体感できる多様性のすべてを1つのデバイスで実現した「CM3000DVA」
携帯性、生産性、そして複数のスタイルで体感できる多様性のすべてを1つのデバイスで実現した「CM3000DVA」

新高校生が「CM3000DVA」を使ってみた



 「CM3000DVA」は、学習にも使いやすいのか? どんな利用シーンがあるのか? 今春高校に進学するユウトくんに使ってもらい、話を聞いた。ユウトくんは、学習や大好きな生物の探究のために日常的にパソコンやスマートフォンを利用しているが、Chromebookを使用するのは今回が初めて。2020年度は塾がオンライン授業に対応したことから、おもにZoomを使って指導を受けていたという。

 箱から「CM3000DVA」を取り出すと、本体・キーボード・スタンドカバーを合わせても約17mmの薄さと、落ち着いたグレイで持ちやすいカバーが印象的だ。重さは、キーボードとスタンドカバーを付けた状態で915グラム(本体のみだと506グラム)で、普段使っている薄型のパソコンと「同じくらい」とのこと。

キーボードとスタンドカバーを付けた状態でも約17mmの薄さと、落ち着いたグレイで持ちやすいカバーが印象的な「CM3000DVA」
キーボードとスタンドカバーを付けた状態でも約17mmの薄さと、落ち着いたグレイで持ちやすいカバーが印象的な「CM3000DVA」

 ユウトくんは、説明を受けることもなく、迷うことなく自身のGoogleアカウントでログインすると、早速、写真を保存しているGoogleドライブにアクセスし、写真を表示。昆虫や植物の写真を撮影し、パソコンで編集・管理しているとのことだが、最近撮影したセツブンソウを表示すると「画面がきれいですね」と言っていた。

「画面がきれい」とユウトくん
「画面がきれい」とユウトくん

 Googleアカウントでログインすれば、Chromeのブックマークも検索履歴も自身のパソコン同様の環境が再現されるため、パソコンやスマートフォンを使い慣れているデジタルネイティブは、初めて使うChromebookにも迷うことは少ないようすだった。

 「CM3000DVA」は、小型軽量化など時代のニーズに合わせたパソコンを世に送り出してきたASUSが、国内ではすでに約1,500校向けにChromebookを出荷した実績から、パソコンのいいとこ取りした製品というとおり、パソコンとしてもタブレットとして利用できることはもちろん、横置きでも縦置きでも、付属のフレックスアングルスタンドカバーで角度を自由に変えて使うことができる。

 ユウトくんに縦置きで使いたいことはあるかと尋ねると、「縦置きだと、オンライン授業のときに机を広く使えてよさそう」と話してくれた。実際に、縦置きにした状態で、端末の前にノートを広げても十分なスペースが確保でき、画面を見ながら無理なくノートをとることができた。

縦置きだと、机を広く使えるのもメリットだ
縦置きだと、机を広く使えるのもメリットだ

 なお、カバーは本体の背面にマグネットで簡単に脱着することができ、折り曲げ部分には4個所にヒンジが付いていて、横置きでも縦置きでも、微調整した角度をしっかりとキープしてくれる作りになっている。

横置きでも縦置きでも、角度を自在に変えられる
横置き(上)でも縦置き(下)でも、角度を自在に変えられる

カバーの裏側。しっかりとしたヒンジにより、微調整した角度をしっかりとキープ
カバーの裏側。しっかりとしたヒンジにより、微調整した角度をしっかりとキープ

 「CM3000DVA」には、横にした際に本体の右上になる場所にスタイラスペンが収納されている。収納時はほとんど出っ張りのない状態で、指先を引っ掛けるようにして取り出すことができる。スタイラスペンは本体から充電する方式で、15秒の充電で約45分間使用することができるため、使用中に充電待ちの無駄な時間を過ごすことはなさそうだ。

スタイラスペン収納時
スタイラスペン収納時

スタイラスペンは指先を引っ掛けるようにして取り出すことができる
スタイラスペンは指先を引っ掛けるようにして取り出すことができる

 中高生はどのようにスタイラスペンを使うのかを見ていると、画面操作や写真の編集、メモ取りなど、自然に使いこなしていた。また、机に向かった学習だけでなく、いつも手元においておき、メモパッドとして使うのもよさそうだ。

いつでも思いついたことをメモ
いつでも思いついたことをメモ

 バッテリー持ちのよさで定評のあるChromebookだが、「CM3000DVA」の本体はフル充電で12時間使用することが可能だという。

 キーボードはどうだろうか。10.5インチとコンパクトなボディだが、枠に無駄のないデザインの広めのキーボードは、キートラベル(キーを押し込む深さ)が1.5ミリとノートパソコンとして平均的な仕様で、違和感なく入力できるとのこと。タッチパッドも普段使っているパソコンと同様の使用感だと言う。

付属のタッチパネル付きフルサイズキーボードは、キートラベル1.5ミリ
付属のタッチパネル付きフルサイズキーボードは、キートラベル1.5ミリ

 最後に感想を尋ねると、「オンライン授業で使いやすそう」「よくGoogle Scholar(論文、学術誌、出版物の全文やメタデータにアクセスできるサービス)で調べものをするので、通学の電車の中でスマホで調べてBookmarkしておいて、休みの日に画面の大きいChromebookで読む、というように使い分けできそう」など、普段の使い方をイメージしていた。

 見学していたお母さまも「思ったよりコンパクトで、価格もお手頃ですね。サイズも大きすぎず、小さすぎずで、オンライン英会話にも使いやすそうです。高校生になるとレポートを書く機会も増えますし、生物の写真をたくさん撮っているので、常にクラウドに保存する習慣が身に付くとデータ管理もきちんとできそうです」と話していた。

タッチパネル付きフルサイズキーボード、スタイラスペン、フレックスアングルスタンドカバーが標準で付属している
タッチパネル付きフルサイズキーボード、スタイラスペン、フレックスアングルスタンドカバーが標準で付属している

Chromebookと他のPCとの違い



 注目が高まってきたChromebookだが、他のOSのパソコンからの乗り換えには不安のある方もいるようだ。Chromebook全般を見ていくと、おもな特徴として下記の点があげられる。

ブラウザベースで利用
データはクラウドに保存
起動が速い
高いセキュリティ
比較的手頃な価格の製品が多い

 他のOSのパソコンのように、ソフトウェアをインストールすることはできない。となるとZoomはどうなのか、WordやExcelなどのOfficeは使えるのか、といった心配の声があがりそうだが、いずれもWebベースでも利用でき、スマホやタブレット同様にAndroidアプリで利用することもできる(Officeアプリは有料)。

 また、Officeについてみていくと、Wordに代わる「Google ドキュメント」、Excelに代わる「Google スプレッドシート」、PowerPointに代わる「Google スライド」が利用できいずれも無料。これらGoogleのツールとOffice製品とはデータ互換性があり、たとえば、WordファイルをGoogle ドキュメントで編集して、そのままWord形式で保存することも、Google ドキュメント形式に保存することもでき、他のユーザーと共有することもできる。

 ただデータをクラウドに保存するということは、インターネット接続しないと何もできないのではないかと不安に思うかもしれない。しかし、設定によりオフラインでも、オフィスソフトであるGoogleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドや受信済みのメールの確認、保存済みのWebページの閲覧、メモの作成、フォトエディタの利用などができる。Chromebookが日本に登場した2014年にはオフライン機能は備わっていなかったが、時代の流れとともに、Chrome OSも進化してきた。

高校でも1人1台コンピューター



 GIGAスクール構想では小学校、中学校での1人1台コンピューターが注目されているが、高等学校への高速大容量の通信ネットワークの整備も盛り込まれている。すでに公立高校でも1人1台コンピューターの整備を目指す自治体もあり、整備を進めている県もある。BYOD(Bring your own device)で個人で購入した情報端末を活用する私立学校や自治体もあり、対応は異なるが、小中学校での整備がほぼ完了した今、高校での整備も急がれる。

 日々の学習にも、これからの時代を生きるためのスキルを身に付けるためにも欠かせなくなったパソコン。家庭での購入を考える際には、学校採用で圧倒的シェアをもつChromebookの最新機種で、多様な利用シーンに対応する「CM3000DVA」を選択肢としてみてはいかがだろうか。

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《田村麻里子》

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