慶應義塾大学初の「ミュージアム・コモンズ」開館

 慶應義塾大学は2021年4月19日、慶應義塾初のミュージアム「慶應義塾ミュージアム・コモンズ」を三田キャンパス内に開館した。先進的なIT技術を活用し、デジタルとアナログが融けあう新たなミュージアムを目指す。

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慶應義塾ミュージアム・コモンズ
  • 慶應義塾ミュージアム・コモンズ
  • グランド・オープン記念企画「交景:クロス・スケープ」
  • 慶應義塾の文化コレクションを発信するポータルサイト「Keio Object Hub」
 慶應義塾大学は2021年4月19日、慶應義塾初のミュージアム「慶應義塾ミュージアム・コモンズ」を三田キャンパス内に開館した。先進的なIT技術を活用し、デジタルとアナログが融けあう新たなミュージアムを目指す。

 「慶應義塾ミュージアム・コモンズ」(略称KeMCo ケムコ)は、160年を超える歴史の中で慶應義塾が蓄積してきた多様な文化財コレクションと、その背後にある教育・研究活動をつなぎ、交流を生み出す「ハブ」となる大学ミュージアム。新たに建設された三田キャンパス東別館を拠点に、学生・研究者・卒業生など大学に関わる多様なコミュニティーが、オブジェクト(モノ)を基点として交流し、新たな発見や発想を生み出す場「コモンズ」として機能する。

 KeMCoでは4月19日から6月18日まで、グランド・オープン記念企画「交景:クロス・スケープ」を開催し、センチュリー文化財団より新たに寄贈された資料や、慶應義塾につながりのある文化財を展示している。記念企画にあわせて、三田キャンパスの図書館展示室、アート・センターでも関連展示を行っている。アート・センターでは、現代美術展「Artist Voice I:河口龍夫 無呼吸」、図書館展示室では「文字景―慶應義塾図書館所蔵西洋貴重書にみる書体と活字」を開催している。

 KeMCo主催の展覧会は無料で見ることができる。現在、新型コロナウイルス感染防止のため、展覧会は事前予約制。予約はWebサイトから行う。

◆慶應義塾ミュージアム・コモンズ
場所:慶應義塾大学 三田キャンパス(東京都港区三田2-15-45)
開館時間:10:00~18:00(アート・センターは11:00~18:00、三田メディアセンターは9:00~18:20)、土・日・祝 休館
※展示により開館時間は異なる
入場料:無料
《田中志実》

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