埼玉県、生理の貧困へ対応…県立学校に生理用品を無償配布

 埼玉県は2021年6月16日、新型コロナウイルス感染症拡大による「生理の貧困」に対する取組みとして、県立学校等に生理用品を無償配布する支援策を発表した。児童生徒への支援、相談体制等も整備する。

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 埼玉県は2021年6月16日、新型コロナウイルス感染症拡大による「生理の貧困」に対する取組みとして、県立学校等に生理用品を無償配布する支援策を発表した。児童生徒への支援、相談体制等も整備する。

 新型コロナウイルス感染拡大による雇用や就労への影響から、経済的な事由により生理用品を用意することが困難な状態にある「生理の貧困」が生じている。埼玉県は現在の社会情勢等を踏まえて、必要とする人たちに生理用品を配布する取組みを行う。

 具体的には、県立学校(特別支援学校含む)174校の特定トイレに無償の生理用品を各学校1,000個程度配備。児童生徒への支援、相談体制等を整備する。さらに、町村部に県が設置している7か所の自立相談支援窓口と、各町村社会福祉協議会にも生理用品を配備する。

 また、困窮世帯を支援するため、災害備蓄品の有効活用の検討や企業等から寄附を受けた生理用品をフードパントリー等を通じてひとり親家庭等に配布する。

 市町村支援の取組みとして、県の災害備蓄品の提供希望も打診するという。
《外岡紘代》

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