高専女子対象、SDGs×Technologyコンテスト

 国立高等専門学校機構は、日本経済新聞社と共催で、高専女子を対象とした新たなコンテスト「高専GCON(高専GIRLS SDGs×Technology Contest)」を開催する。2022年1月22日の本選(6~8組の成果発表)の模様は「日経チャンネル」でライブ配信される。

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  • 高専GCON(高専GIRLS SDGs×Technology Contest)

 国立高等専門学校機構は、日本経済新聞社と共催で、高専女子を対象とした新たなコンテスト「高専GCON(高専GIRLS SDGs×Technology Contest)」を開催する。2022年1月22日の本選(6~8組の成果発表)の模様は「日経チャンネル」でライブ配信される。

 高専GCONは、「高専におけるSociety5.0型人材育成機会の拡大」「女性技術者・研究者が少ない日本の現状打破」に向けて、有識者や企業、高専OB等と一緒に進めるプロジェクト。2022年の「高専制度創設60周年記念」に向けたプレ大会として開催される。

 参加学生がSDGs(持続可能な開発目標)の理念やイノベーションを産み出す発想・行動等を学び、日頃の研究や学習がSDGsの観点から社会課題に対してどう貢献できるか考え、提案する。高専GCON活動中に複数回のオリエンテーションをオンラインで開催。有識者、協賛企業、高専OB等の協力で、未来の研究者・技術者としてより成長する機会が提供される。

 高専GCONは、プレエントリーする学生を対象に、各界で活躍する有識者や協賛企業、高専OBがサポーターとして「SDGs」「イノベーション」「女性技術者・研究者のキャリア」の理解・啓発促進をテーマとしたオリエンテーション(講演・ワークショップ)を行う。

 プレエントリーした学生は、オリエンテーションの内容を踏まえ、「SDGsの観点から、自分たちの取り組みが社会的課題に対してどのように貢献できるか⁉」を応募する(本エントリー・一次課題の提出)。

 本エントリーしたチームのうち、本選に進出する6~8組のチームが選出され、二次課題の制作(動画作成)を行う。本選進出チームは、2022年1月22日にオンラインで行われる本選(成果発表会)で動画によるプレゼンテーションを行い、審査が行われる。当日の模様は日経チャンネルでライブ配信される。

 日本経済新聞社メディアは高専GCONを発信することで、Society5.0が掲げるさまざまな社会課題をデジタルテクノロジーで解決する未来人材の育成、日本の研究職・技術職の女性比率向上に向けた教育の拡大の必要性を社会に広く喚起する。

 国立高等専門学校機構は中学生の卒業生を受け入れ、5年間一貫の技術者教育を行う高等教育機関として、現在、全国に51の国立高等専門学校(高専)を設置。高専のカリキュラムは、実験・実習を重視した専門教育を早期段階から行い、研究成果の社会実装をターゲットとする研究活動の実践により、20歳の卒業時には大学を超える知識・技術が身に付けられるものとなっている。

◆高専GCON2021(高専GIRLS SDGs×Technology Contest)
参加対象者:全国の国公私立高等専門学校の本科・専攻科に在籍する女子学生個人または学生チーム(2~6名)、チーム参加の場合は男子学生の参加も可能だが、リーダーを女子学生、かつチームの半数以上は女子学生とする。
※すべてのオリエンテーションに参加できる人(録画視聴可)
※本エントリーに進む際には、サポート教員の方の登録が必要
※応募資格に関して、不明な点は応相談
スケジュール:
2021年8月26日(木):プレエントリー開始
9月22日(水):プレエントリー登録者対象説明会
9月30日(木):プレエントリー締切り
10月上旬~11月上旬:プレエントリー者向けオリエンテーション
11月12日(金):本エントリー(一次課題)締切り
12月1日(水):本選(成果発表会)進出チーム発表(6~8組を予定)
2022年1月14日(金):動画制作(二次課題)締切り
1月22日(土):本選(成果発表会)

《大田芳恵》

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