電動アシスト付自転車、子供送迎中ヒヤリハット経験61.5%

 au損保が全国の自転車利用者を対象に行った調査結果によると、電動アシスト付自転車の保有率は17.6%、年代別では30代では約4人に1人と、最多となった。電動アシスト付自転車での子供送迎中のヒヤリハット経験は61.5%で、うち7割は「バランスが崩れた」と回答した。

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保有している自転車の種類
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  • 保有している自転車の種類(年代別クロス集計)
  • 電動アシスト付自転車の利用シチュエーション
  • 電動アシスト付自転車での事故や事故になりそうだった(ヒヤリハット)経験
  • 事故やヒヤリハット経験の具体的内容
  • 子供にヘルメットを着用させてから電動アシスト付自転車に乗せているか
  • au損保

 au損保は2021年12月20日、全国の自転車利用者を対象に行った調査結果を発表した。電動アシスト付自転車の保有率は17.6%で、年代別では30代の子育て世代が約4人に1人と、もっとも高い割合となった。電動アシスト付自転車での子供送迎中のヒヤリハット経験は61.5%にのぼり、うち7割は「バランスが崩れた」と回答。保護者の6人に1人が電動アシスト付自転車に乗せる前に子供にヘルメットを着用させていないこともわかった。

 調査は、2021年10月28日~30日に、全国の自転車利用者5,670人(電動アシスト付自転車利用者の1,000人は性別・年代を均等に配置)を対象にインターネット上で行われた。

 「電動アシスト付自転車」の保有率は17.6%(1,000人)で、年代別では、30代が22.3%(898人中200人)と、もっとも高かった。電動アシスト付自転車の利用者1,000人に、その利用シチュエーションを尋ねたところ、「買い物」がトップで83.6%(836人)、ついで「通勤・通学」33.6%(336人)、「子供の送迎」23.1%(231人)となった。年代別の利用シチュエーションでは、「買い物」を除くと20代では「通勤・通学」51.0%(102人)、30代では「子供の送迎」54.0%(108人)が比較的多い結果となった。

 電動アシスト付自転車の利用者1,000人に、事故や事故になりそうだった(ヒヤリハット)経験の有無を尋ねたところ、「ある」46.4%(464人)、「ない」53.6%(536人)という結果に。事故やヒヤリハット経験が「ある」と回答した464人に、もっとも事故や事故になりそうだった具体的な内容を尋ねたところ、「バランスが崩れた」48.7%(226人)、「急発進した」16.2%(75人)、「スピードが出すぎた」15.1%(70人)という回答が続いた。「子供の送迎」に利用していると回答した231人では、「ある」が61.5%(142人)と、全体よりも15.1ポイント高い数値となり、うち69.7%(99人)が「バランスが崩れた」と回答した。

 また、電動アシスト付自転車の利用シチュエーションを「子供の送迎」と回答した231人に、子供にヘルメットを着用させてから電動アシスト付自転車に乗せているかどうかを尋ねたところ、「着用させている」84.0%(194人)、「着用させていない」16.0%(37人)という結果となり、保護者の6人に1人が、自転車に乗せる前に子供にヘルメットを着用させていないことがわかった。

《増田有紀》

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