進路選択への保護者の関わり「ちょうどいい」高校生7割

 リクルートと全国高等学校PTA連合会は「高校生と保護者の進路に関する意識調査2021」を実施。親子でのコミュニケーションや進路の考え方を調査した結果、コロナ禍で変化があったことが明らかとなった。

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コロナ禍における親子コミュニケーションの変化
  • コロナ禍における親子コミュニケーションの変化
  • 調査概要
  • 保護者の進路選択への関わり方の変化
  • 保護者の進路選択への関わり方の変化
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  • 未来社会への認識
  • 未来社会への認識

 リクルートと全国高等学校PTA連合会は「高校生と保護者の進路に関する意識調査2021」を実施。親子でのコミュニケーションや進路の考え方を調査した結果、コロナ禍で変化があったことが明らかとなった。
 
 調査はリクルートらが2003年から隔年で実施しているもので、今回で10回目。全国高等学校PTA連合会が依頼した、26校の公立高校に通う高校2年生とその保護者が対象。学校を通した質問紙による自記式調査、およびWebページから回答を集めた。有効回答数は高校生1,815名、保護者1,529名。調査期間は2021年9月14日~10月28日。
 
 コロナ禍における親子でのコミュニケーションの変化について聞いたところ、親子での会話が「増えた」と回答した人が多かった。また、進路に関する保護者の態度に関して「ちょうどいい」と回答した高校生が70%を超え、過去最大だった。

 進路についての話題として、「具体的な進路」や「現在の成績」といった内容が減少し、「将来どんな生き方をしたいか」「保護者の大学・短大・専門学校時代の話」等多彩な話題が増加。子供と進路の話をするときに最も多くの保護者が使う言葉は、「自分の好きなことをしなさい、やりたいことをやりなさい」だった。そんな保護者だが、「進路選択についてのアドバイスを難しい」と感じている人は依然として多い。

 未来社会への認識について尋ねたところ、高校生、保護者ともに、これからの社会を好ましいと思う人は増加しているようだ。進路について話す高校生や保護者は、これからの社会を好ましいと認識している傾向が高いこともわかった。

《竹間たまみ》

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