文部科学省は2022年2月4日、令和4年度（2022年度）国公立大学入学者選抜の志願状況を発表した。出願最終日である2月4日午後3時現在の志願倍率は、前期日程が2.8倍、後期日程が9.5倍、中期日程が12.7倍。 2月4日午後3時現在の志願状況によると、国立（前期）は募集人員6万3,579人に対し、志願者数が17万2,902人で、志願倍率が2.7倍。国立（後期）は募集人員1万2,949人に対し、志願者数が11万8,228人で、志願倍率が9.1倍。公立（中期）は募集人員2,349人に対し、志願者数が2万9,786人で、志願倍率が12.7倍。 国公立（前期・後期・中期）合計は募集人員9万8,564人に対し、志願者数が40万9,259人で、志願倍率が4.2倍。なお、前年度（2021年度）の確定志願者数は42万5,415人で倍率は4.3倍だった。 志願倍率を学部系統別にみると、「人文・社会」4.3倍、「理工」4.1倍、「農・水産」3.9倍、「医・歯」4.3倍、「薬・看護」4.9倍、「教員養成」3.3倍、「その他」4.4倍となっている。なお、国際教養大学および新潟県立大学、叡啓大学、芸術文化観光専門職大学は、独自日程による試験実施のため含まない。 国公立合計172大学594学部のうち、前年度（2021年度）の最終志願倍率を超過している大学・学部等は、127大学338学部等。2段階選抜の実施予定倍率を超えた大学・学部等は、47大学（69.1％）97学部等（51.1％）。 高倍率となったのは、国立大学では前期が東京芸術大学（美術）11.6倍、後期が島根大学（教育）35.2倍、公立大学では前期が釧路公立大学（経済）8.2倍、後期が愛媛県立医療技術大学（保健科）31.4倍、中期が山陽小野田市立山口東京理科大学（工）50.4倍等。 前期日程試験は2月25日から、中期日程試験は3月8日から、後期日程試験は3月12日から。
