文部科学省は2023年1月25日、2022年度（令和4年度）国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要を発表した。志願者数は増加しているが、志願倍率は前年度と同率。総合型選抜の入学者数は3年連続増加している。
2022年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況調査は、2022年5月1日時点で集計したもの。欠員補充第2次募集に係るものや、2021年度秋季入学者の数を含む。ただし、通信課程や外国人留学生を対象とする選抜は含まない。
2022度大学入学者選抜について、入学志願者数は、国立が36万2,132人、公立が15万5,288人、私立が388万2,258人。前年度と比べると、国立・私立が増加し、公立大学は減少した。志願倍率は、国立が3.8倍（前年度3.6倍）、公立が4.8倍（同4.9倍）、私立が7.9倍（同7.9倍）、計7.1倍（同7.1倍）。
総合型選抜の入学者数は、国立・公立・私立で増加した。入学者全体に占める割合は、国立が5.6％、公立が3.8％、私立が15.7％、計13.5％。
学校推薦型選抜の入学者数は、国立は減少し、公立・私立大学で増加した。入学者全体に占める割合は、国立が11.7％、公立が25.8％、私立が41.7％、計36.2％。
短期大学の入学者選抜について、入学志願者数は、公立が4,309人、私立が5万2,374人。前年度と比べて公立・私立とも減少した。志願倍率は公立が1.8倍。私立が1.0倍、計1.1倍だった。
