中高一貫生「プログラミングは将来必須」9割…GMO

 コエテコ総研 byGMOと、メイツは、中高一貫校の中学生1,026名に対して「大学受験とプログラミングに関する調査」を実施。9割を超える生徒が、「プログラミングは将来必須のスキル」と考えていることがわかった。

教育ICT 中学生
「大学受験とプログラミングに関する調査」
  • 「大学受験とプログラミングに関する調査」
  • 現在希望している最終学歴
  • センター試験に代わり大学入学共通テストが導入されたことを知っていたか
  • 大学入学共通テストに「情報」が導入されることを知っていたか
  • これまで学校以外の場でプログラミングを自身で学んだり、習ったりした経験はあるか
  • プログラミングは将来必須のスキルとなると思うか
 プログラミング教育を推進する調査機関「コエテコ総研 byGMO」と、学習塾関連サービスを提供するメイツは、中高一貫校の中学生1,026名に対して「大学受験とプログラミングに関する調査」を実施。9割を超える生徒が、「プログラミングは将来必須のスキル」と考えていることがわかった。

 調査は2022年1月11日~1月22日、個別指導塾WAYSに通う中高一貫校の中学生1,026名を対象に、インターネットにより行われた。「コエテコ総研 byGMO」・メイツ調べ。

 調査ではまず、中高一貫校に通う中学生は、自身の進路についてどのように考えているのか「現在希望している最終学歴」を尋ねた。その結果、「まだ決めていない(53.3%)」と答えた生徒が過半数となり、進路について決めている生徒は半数以下だった。進路を決めている生徒の中では、「4年制大学(36.4%)」がもっとも多く、「大学院(8.9%)」と合わせて、ほとんどの生徒が大学への進学を希望していることがわかった。

 2021年からセンター試験に代わり「大学入学共通テスト」が導入された。中高一貫校に通う中学生は、大学入学共通テストの導入についてどれぐらい認知しているか尋ねた結果、「知っていた」が81.1%となり、大学受験に対しての感度の高さがうかがえた。

 一方で、大学入学共通テストへの「情報」の教科採用についての認知を調査したところ、「知っていた(35.1%)」と回答した生徒が一定数みられたものの、「知らなかった(64.9%)」との回答が過半数に達しており、多くの子供が知らないという結果になった。

 続いて、2021年度より中学校でもプログラミング教育が拡充されたことを受けて、学校以外の場でプログラミングを体験したことがある生徒の割合を調査した。その結果、「経験がある」との回答は32.6%で、プログラミングを体験したことがある生徒は少数派ということがわかった。

 しかし、「プログラミングは将来必須のスキルとなると思うか」という質問については「そう思う(60.6%)」との回答が多く、「とてもそう思う(29.8%)」と合わせると9割を超える生徒が、「プログラミングは将来必須のスキル」と考えていることがわかった。
《木村 薫》

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