保育所等のコロナ休園、再び増加759か所…厚労省

 厚生労働省は2022年2月21日、新型コロナウイルスの影響で全面休園している保育所や認定こども園が、2月17日時点で42都道府県の759か所であったことを明らかにした。2月10日時点では前の週より減少に転じていたが、再び増加傾向となった。

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保育所等における休園等の状況
  • 保育所等における休園等の状況
  • 全国の新型コロナウイルス感染者数と保育所の臨時休園数の推移
 厚生労働省は2022年2月21日、新型コロナウイルスの影響で全面休園している保育所や認定こども園が、2月17日時点で42都道府県の759か所であったことを明らかにした。2月10日時点では前の週より減少に転じていたが、再び増加傾向となった。

 園児や職員にコロナ感染者が相次いだことにより、保育所等における休園数は2月3日には全国で777か所となり過去最多を更新したものの、2月10日の時点では741か所となり、減少に転じていた。しかし2月17日には759か所となり、再び増加傾向にあることがわかった。

 全面休園している保育所等があるのは、宮城、岡山、高知、佐賀、宮崎を除く42都道府県。都道府県別の休園数の内訳は明らかにしていない。なお、保育所等とは、認可保育所、保育所型認定こども園、地域型保育事業所、へき地保育所のことをさす。

 2月22日現在、まん延防止等重点措置がとられている都道府県は、1月9日より適用されている広島、1月21日より追加された群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、岐阜、愛知、三重、香川、長崎、熊本、宮崎、1月27日に追加された北海道、青森、福島、茨城、栃木、石川、長野、静岡、京都、大阪、兵庫、岡山、福岡、佐賀、鹿児島、2月5日に追加された和歌山、2月12日より追加された高知と、全国31都道府県にのぼる。まん延防止等重点措置は、それぞれ3月6日までを予定している。

 ワクチン接種後もマスクの着用や手洗い、3密(密接・密集・密閉)回避、換気等、基本的な感染対策の徹底や、体調不良時には外出や移動を控える等の感染拡大防止が求められる。
《木村 薫》

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