【高校受験2022】兵庫県公立高入試<国語>講評…難易度は昨年並み

 2022年3月11日(金)、令和4年度(2022年度)兵庫県公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムでは、成学社(開成教育グループ)の協力を得て、「国語」の講評を掲載する。

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【高校受験2022】兵庫県公立高入試<国語>講評
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 2022年3月11日(金)、令和4年度(2022年度)兵庫県公立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。2022年3月4日に発表された全日制の志願者数は2万2,913人で、倍率は1.05倍。

 リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「国語」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

兵庫県<国語>講評
(開成教育グループ 提供)



大問1 説明的文章 やや易
大問2 漢文    やや易
大問3 古文    標準
大問4 文学的文章 標準
大問5 説明的文章 標準

 傾向は例年どおりで、大問数 小問数 問題構成もほぼ同じであった。

大問1では、新傾向問題 「いろいろある」ものについての文章を読み、身の回りのものを例に挙げて考え、わかったことを発表するという課題、会話文、発表資料を読んで国語知識や、複数の史料を関連付けて読みこなす力を問う問題。設問ごとにそれぞれ「〔課題〕から抜き出して」や「〔会話文〕の内容をふまえて」などの指示に従えば答えやすかったはずである。

 大問2では、返り点、指示語の指示内容、動作主語や人物像が問われた。登場人物の把握がポイントとなる。

 大問3では、出典は吉田兼好「徒然草」である。比較的内容も平易であったので、問題に取り組みやすかったのではないかと推察される。筆者の考えを答える設問は、大問2の漢文同様、本文最後の部分をきちんと読み取れば解答できるので、難易度は高くなかったといえる。

 大問4では、心情理解の問題が多く出題されている。本文の内容を読み取り、選択肢の文章と照らし合わせていくことで正解を導くことができる。ただし、丁寧に確認せず、感覚で選んでしまうと足をすくわれる可能性があるので、注意が必要。

 大問5では、生命の自律性や認知現象の科学的探究という現代的なテーマで書かれた文章。選択問題中心であるが、的確な文章の読み取りが必要となる。あわてずにしっかりと読み取り、キーワードをきちんと把握することで正解を導きやすくなる。

兵庫県公立高入試・講評(提供:開成教育グループ)


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 このレポートは令和4年3月12日(土)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ
《編集部》

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