【高校受験2022】兵庫県公立高入試<理科>講評…難易度は昨年並み

 2022年3月11日(金)、令和4年度(2022年度)兵庫県公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムでは、成学社(開成教育グループ)の協力を得て、「理科」の講評を掲載する。

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【高校受験2022】兵庫県公立高入試<理科>講評
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 2022年3月11日(金)、令和4年度(2022年度)兵庫県公立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。2022年3月4日に発表された全日制の志願者数は2万2,913人で、倍率は1.05倍。

 リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「理科」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

兵庫県<理科>講評
(開成教育グループ 提供)



大問1 感覚と運動のしくみ やや難
大問2 岩石と地震 標準
大問3 化学変化とイオン 標準
大問4 電気とエネルギー やや難

 問題の意味を読み解く読解力、思考力、計算力が要求される問題の出題もいくつかあり、難しく感じた受験生が多かったものと思われる。例年、小問集合を含めた大問が5題出題されていたが、今年は、小問集合がなくなり、大問4つで構成された。

 大問1では、全体的には基礎知識が身についていれば得点できるが、後半には、てこの原理に関する、思考力、計算力を要求される問題も見られた。

 大問2では、岩石の分野についての基礎知識と地震に関する定番パターンの問題の解き方が身についていれば、確実に得点できる問題であるが、最後の問題は日本列島付近の震源分布についての知識が求められる、比較的難易度の高い問題であった。

 大問3では、電気分解とイオンについての基礎知識、中和計算に関する定番パターンの問題の解き方が身についていれば、確実に得点できる問題であるが、最後の問題は、問題の意味を確実に読み取る読解力と、情報を整理し答えを導きだす思考力が要求される難易度の高い問題であった。

 大問4では、電気器具のつなぎ方や電磁誘導、運動に関する基礎知識があれば、確実に得点できる問題が多かったが、一部、考えられる電気器具の組み合わせ方をすべて求めさせる問題や電力量の節電に関する計算問題など、難易度の高い問題の出題も見られた。問題文と表や図をしっかり読んで意味を理解する読解力、思考力が要求される。

兵庫県公立高入試・講評(提供:開成教育グループ)


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 このレポートは令和4年3月12日(土)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ
《編集部》

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