アバターで登校するオンライン学習塾開校、学研グループ

 創造学園と早稲田スクールは2022年4月、アバターで仮想空間上の塾に登校する、今までになかった新しい形のオンライン学習塾を開校する。

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 創造学園と早稲田スクールは2022年4月、アバターで仮想空間上の塾に登校する、今までになかった新しい形のオンライン学習塾を開校する。

 創造学園は、兵庫県神戸市を中心に近畿圏で学習塾を展開。中学受験の創学アカデミー、高校受験のエディック、大学受験の創学ゼミ等を運営している。早稲田スクールは熊本県内に小中学部の早稲田スクールを16校舎(2022年3月時点)の他、高校部の東進衛星予備校、個別指導部の早稲田アイ・スタディを展開。創造学園・早稲田スクール共に学研ホールディングスのグループ会社である。

 2020年3月、新型コロナウイルスの感染拡大により学校が一斉休校。これにより、オンライン授業を受ける学習スタイルが一般的になり、オンライン学習塾が増加した。その一方で、本来、通塾することで得られる「同じ塾の仲間と切磋琢磨する環境」や「人の温もり」を感じられる指導については、十分に提供できないという課題がみつかった。

 そこで、富士ソフトの「FAMcampus(ファムキャンパス)」をオンライン塾に導入。2021年6月~11月まで6か月にわたり富士ソフト・学研塾ホールディングス・学研メソッドが実証研究を行い、課題を解決できることが認められた。「FAMcampus」とは、富士ソフトが2022年4月1日より提供を開始する、授業以外のつながりも感じられるバーチャル教育空間。

 創造学園と早稲田スクールは、この実証研究で得たデータを分析。その成果をもとに、今までにない新しいタイプのオンライン学習塾を4月からそれぞれ開校する。

 創造学園エディックオンライン校では、オンライン上に教室の環境をまるごと再現。家にいながら塾に通う感覚で、RPGのように自分のアバターを動かし、先生に質問したり、友達と会話ができる。これにより、対面さながらのコミュニケーションが可能になり、通塾している感覚で学ぶことができる。対象学年は、小学1年生~中学3年生。授業料は、「小1・2玉井式国語的算数」が8,800円、「小4~6算・国・玉井式国語的理科・英」が1万6,500円、「小学生英検対策講座Sounds Fun!」が6,600円等。2022年4月4日に開校する。現在、Webサイトではオンライン無料体験の申込みを受け付けている。

 早稲田スクールバーチャル校では、熊本県内の16校舎に続く17番目の校舎という位置づけで、バーチャル校を開校。リアル校舎と同内容のサービス指導を提供する。対象学年は、中学1~3年生。授業料は、中1が1万5,400円、中2が1万6,500円、中3の1学期が1万7,600円・2学期以降2万6,400円となっている。2022年4月8日に開校する。現在、Webサイトで、バーチャル校についてのオンライン説明会を受付中。
《川端珠紀》

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