【高校受験2022】受験の選択は本人主導95.3%…栄光ゼミ

 栄光ゼミナールは2022年4月19日、2022年に国立・公立・私立高校を受験した受験生とその保護者を対象とした「受験生アンケート」の結果を公表した。受験に関する選択は、受験生本人が主導で行っている家庭が9割を超える等、さまざまな内容が明らかになった。

教育・受験 中学生
第1志望校を決定したのは、いつごろですか?
  • 第1志望校を決定したのは、いつごろですか?
  • 志望校・受験校を選ぶうえで、学習面について重視した点を教えてください
  • 志望校・受験校を選ぶうえで、学校の雰囲気や取組みについて重視した点を教えてください
  • 受験とはどのようなものだったと感じますか
  • 験を乗り越えるうえで精神的な支えとなってくれた人は誰ですか
  • 志望校や併願校等の選択は、おもに誰が決めましたか
 栄光ゼミナールは2022年4月19日、2022年に国立・公立・私立高校を受験した受験生とその保護者を対象とした「受験生アンケート」の結果を公表した。受験に関する選択は、受験生本人が主導で行っている家庭が9割を超える等、さまざまな内容が明らかになった。

 アンケートは2022年1月11日~3月29日、栄光の教室に在籍していて2022年に国立・公立・私立高校を受験した受験生とその保護者を対象に、インターネットにて行われた。回答者数は受験生245名、保護者127名。

 受験生を対象に、第1志望校を決定した時期を尋ねたところ、もっとも多かったのは「中3の夏休み以降」で58.8%、ついで多かったのが「中3の夏休みに入る前」で23.3%であり、約8割が「中3」になってから決定したことがわかった。高校受験では、内申点が影響する場合が多く、また、模試の結果を参考に志望校選びを行う受験生も少なくない。そのため、内申点や模試の結果が出てから、第1志望校を決める受験生が多いと考えられる。

 受験生と保護者を対象に、志望校・受験校を選ぶうえで、学習面について重視した点を尋ねたところ、受験生・保護者共に同じ傾向で、もっとも重視したポイントは「学校の教育方針・校風」、ついで「成績・学力に相応」「大学への進学実績」という結果となった。

 また、志望校・受験校を選ぶうえで、学校の雰囲気や取組みについて重視したポイントについては受験生・保護者共に「在校生の雰囲気」が最多だった。しかし、ついで受験生は「文化祭等の学校行事が盛ん」が38.4%であったのに対して保護者は19.7%、「通学が便利」との回答は受験生35.1%に対して保護者は48.0%であり、回答に差がみられた。受験生は「文化祭等の学校行事が盛ん」、保護者は「通学が便利」のほうをより重視していることがわかった。

 受験生と保護者に、「受験」とはどのようなものだったかを尋ねたところ、受験生の回答でもっとも多かったのは「学力の向上に役立った」だった。保護者は「学力の向上に役立った」と「精神的成長に役立った」との回答が同程度であった。「受験勉強は苦しかった」という回答よりも、「勉強の面白さを学べた」「力を試すことができた」といった回答が多く、受験を肯定的にとらえている受験生・保護者が多いことがわかった。

 受験生に受験を乗り越えるうえで精神的な支えとなった人を尋ねたところ、「塾の先生」との回答がもっとも多く、「学校の友達」「母」と続き、それぞれの回答は過半数に達していた。学校、塾、家庭と、さまざまな場面で多くの人に助けられたと感じている受験生が多いようだ。

 受験生の保護者に、志望校や併願校等、受験に関する選択を決定した人を尋ねたところ、「子供本人」がもっとも多く、95.3%にのぼった。高校受験ではほとんどの家庭で、受験生本人が受験についての選択を行ったことが明らかとなった。子供の入試に関して、保護者はどのような役割を担ったのか自由回答で尋ねたところ、「見守るのみ。元々、頑固な性格なので、本人が納得できるまではやるだろうと思っていました」「父は、時には厳しい言葉をかけて本人の負けん気を奮い立たせ、最後には本人の背中を押してあげる良い距離感のアドバイザー。母は、本人の健康と安定した気持ちを保つための相談相手&ひたすらサポーター」等、子供の主体性を大切にしつつ、あたたかく見守っていたという声が多くあげられた。
《木村 薫》

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