【高校受験】北海道教委、岩見沢東・西を統合

 北海道教育委員会は2022年6月7日、公立高等学校配置計画案(2023年度~2025年度)を公表した。2025年度には岩見沢東高校と岩見沢西高校が、富良野高校と富良野緑峰高校がそれぞれ統合する。

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公立高等学校配置計画案(2023年度~2025年度)
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 北海道教育委員会は2022年6月7日、公立高等学校配置計画案(2023年度~2025年度)を公表した。2025年度には岩見沢東高校と岩見沢西高校が、富良野高校と富良野緑峰高校がそれぞれ統合する。

 公立高等学校配置計画案は、高等学校進学志望者数に見合った定員を確保することを基本として、中学校卒業者数の状況を踏まえ、生徒の多様な学習ニーズ、進路動向等に対応した学校・学科の配置や規模の適正化を図るもの。2023年度(令和5年度)から2025年度(令和7年度)までの高校配置の計画を策定するとともに、2026年度(令和8年度)から2029年度(令和11年度)までの見通しを示した。北海道の中学卒業者数は2023年に4万1,116人、2024年に4万946人、2025年に3万9,977人となる見込みであり、その後も総じて減少傾向にある。

 計画案によると、天塩高校および弟子屈高校は、2023年度の募集学級数が1学級の場合に、教育環境の維持向上を図るため地域特例校とする。釧路商業高校は2024年度に1学級減とし、既存の4学科を流通マネジメント科、会計マネジメント科、情報マネジメント科の3学科に転換。釧路湖陵高校は、地域医療人材や科学技術系人材の育成、地域社会や国際社会という枠組みにとらわれない課題解決に取り組む生徒育成の必要性や地域からの要望等を総合的に勘案して、普通科を普通科新学科に学科転換する。

 岩見沢東高校は公表済みの1学級減を、2025年での岩見沢西高校の再編に変更する。岩見沢市内において、学校・学科の配置状況、地域の要望等を勘案し、再編により新設校を設置する。新設校は6学級とし、設置する学科は引き続き検討する。校舎は岩見沢西高校。また、岩見沢緑陵高校は岩見沢市内の再編に合わせ、1学級増とする。さらに、富良野高校と富良野緑峰高校を統合。校舎は富良野緑峰高校を使用し、5学級とする。

 その他、2025年度の計画案では、穂別高校が5月1日現在で第1学年の在籍者数が2年連続10人未満となったため、募集を停止する。留萌高校は、職業学科(情報ビジネス科、電気・建築科)に単位制を導入。札幌あすかぜ高校と札幌平岡高校は、生徒の特性や進路希望等を踏まえ、普通科フィールド制を普通科に転換する。

 公立高等学校配置計画案は、北海道教育委員会のWebサイトで公開している。

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《田中志実》

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