起立性調節障害は、「朝起きられない」「頭痛」「立ちくらみ」「発熱」等が症状としてあげられ、重症化すると鬱や不登校等、日常生活を送るのが困難な状態になることもある。小学生の約5%、中学生の約10%が発症しており、10代の子供たちにとっては身近な病気だ。
「起立性調節障害無料相談」では、「子供が朝起きられなくなった」「病院を探してもどこも診てくれない」「進路が心配」等、本人や保護者の悩み相談を無料で受け付ける。匿名での相談も可能。
おもな相談項目は、「起立性調節障害の相談」「睡眠リズム、生活習慣の相談」「家族関係の相談」。LINEまたはメールにて相談を送信すると、専門家の指導を受けたボランティアが返信する。
相談はカウンセリングではなく、悩みを“一緒に考えましょう”というもの。医療行為や医療相談にのることはできない。また、相談員は誠意をもって回答するが、最終的な判断は利用者にゆだねる。
起立性調節障害改善協会の代表理事である竹田浩一氏は、自身も幼少期から目覚めと睡眠で悩んだ経験をもつ。その後克服し、睡眠改善インストラクターの資格を取得。起立性調節障害改善協会の前進となる団体を2011年に立ち上げ、10年以上にわたり7万人以上の起立性調節障害に悩む人のサポートをしてきた。
起立性調節障害は、身近な病気でありながらも認知している人は少なく、相談できる相手が限られているのが現状だ。LINEやメールでの無料相談を、気軽に利用してほしい。