ケータイ・スマホない中学生の半数「トラブル経験」小学生3割

 ニフティは、「ニフティキッズ」で「ケータイ・スマホ」に関するアンケート調査を実施し、2023年9月14日に結果を公開した。ケータイ・スマホを持っていない中学生は23%で、持っていないことで半数がトラブルを経験していることが明らかになった。

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「ケータイ・スマホ」に関する調査レポート
  • 「ケータイ・スマホ」に関する調査レポート
  • 自分専用のケータイやスマホを持っている?
  • 【持っている人へ】1日にどのくらいケータイやスマホを使っている?
  • 【持っている人へ】初めて自分のケータイ・スマホを持ったのはいつ?
  • 【持っている人へ】 ケータイ・スマホでよく使う機能やアプリはなに?(3つまで選択可)
  • 【持っている人へ】ケータイ・スマホに依存しているなと思うことはある?
  • 【持っている人へ】SNSで学校の友だちとつながることでより仲が深まった?
  • 【持っていない人へ】 ケータイやスマホを欲しいと思う?

 ニフティは、「ニフティキッズ」で「ケータイ・スマホ」に関するアンケート調査を実施し、2023年9月14日に結果を公開した。ケータイ・スマホを持っていない中学生は23%で、持っていないことで半数がトラブルを経験していることが明らかになった。

 「ケータイ・スマホ」に関する調査は、2023年7月25日から8月14日、インターネットにて実施。対象は、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者で、1,557人から回答を得た。

 小中学生の65%が自分専用のケータイやスマホを持っており、ケータイよりスマホの所持率が高い。小中学生別に見ると、中学生からスマホを持たせる家庭が多いようだ。

 1日のケータイ・スマホの使用時間は人それぞれで、「1~2時間未満」や「2~3時間未満」、「5時間以上」が上位となり回答が分かれた。中学生は、小学生と比べると長時間使用している人が多くなっていることから、友達同士のやり取りや動画およびアプリを利用した学習の機会など、スマホ・ケータイの利用シーンが増えていると考えられる。

 ケータイやスマホを持ち始めた時期は、小中学生全体の回答をみると、小学6年生(19%)がもっとも多く、小学4年生(17%)、小学5年生(16%)、中学1年生(13%)が続き、小学校高学年や中学1年生の間にケータイやスマホを持ち始めることが多いことが明らかとなった。

 ケータイ・スマホでよく使う機能やアプリは、小学生と中学生では異なる結果となった。小学生ではYouTube(49%)、中学生ではLINE(69%)が最多となった。中学生になると、LINEの使用用途が家族に加え友だち同士の連絡手段にもなることが予想される。中学生は「TikTok」21%、「Instagram」17%、「Twitter」17%とSNSを多く使用していることがわかる。

 ケータイやスマホを持っている人で「依存していると思う」と答えた人は全体の49%と約半数。「依存している」人の割合が小学生では41%に対して中学生では57%と、中学生の方がスマホ・ケータイに依存している自覚があるようだ。

 学校の友だちとSNSでつながることで、42%が「仲が深まった」と回答した。小学生ではSNSを使用していないからか、友だちとつながっていない人が38%と中学生よりも多い結果となった。

 ケータイ・スマホを持っていない小中学生の90%が「欲しい」と回答している。持っていないことでトラブルが起きた人は、全体では34%、小学生で30%、中学生で47%となった。起きたトラブルは、「友達との連絡が自分だけ来ない」「いじめ」「話に入れない」など友人間のものと、「親に連絡できなかった」「持たせてくれないことで親と喧嘩になった」などの家族間のものが寄せられた。

《中川和佳》

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