中高生の76%、選挙に行かなくても「政治に影響ない」

 中高生に若者が選挙に行かない理由を聞いたところ、もっとも多かった回答は「自分が投票しなくても政治に影響はないと思うから」であることが、パンタグラフが2019年12月5日に発表した調査結果より明らかとなった。

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若者が選挙に行かない理由
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 中高生に若者が選挙に行かない理由を聞いたところ、もっとも多かった回答は「自分が投票しなくても政治に影響はないと思うから」であることが、パンタグラフが2019年12月5日に発表した調査結果より明らかとなった。

 中高生の選挙に対する意識調査は、現役中学生・高校生、または20歳以下の浪人生を対象に実施。調査期間は2019年8月16日から10月12日。回答者数は285人。

 高校生が選挙に行くきっかけを聞いたところ、もっとも多かった回答は「自分の1票を疎かにしてはいけないと感じたから」。このほか、「両親・兄弟が投票に行っていたから」「学校で選挙に関する話を聞き、興味を持ったから」「選挙に行ったことがない、行く気がなかったから」「政党が打ち出した政策に共感したから」が順に続いた。

 中高生に若者が選挙に行かない理由は何か聞いたところ、もっとも多かった回答は「自分が投票しなくても政治に影響はないと思うから」76%。このほか、「面倒くさいから」「若者向けよりも、高齢者向けの政策が目立つから」「政党が打ち出している政策の違いがわかりにくいから」などが順に続いた。自由記述の欄でも、「選挙に行く意味がよくわからない、関心がない」という意見が多く見受けられたという。

 どうすればもっと若者が選挙に行きやすくなると思うか聞いたところ、「政策をわかりやすく比較できるものがある」約60%が最多。具体的には、「国が主導して選挙システムや政策について若者向けに簡単に説明するべきだ」という意見が多く集まった。このほか、「もっと手軽に投票できるシステムがある(インターネット投票など)」「若者向けの政策(給食の無償化や待機児童解消を目指す政策など)を増やす」「政治家を身近に感じる機会がある」などが続いた。
《桑田あや》

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