小中高生がニュース情報を得る手段、テレビが最多

 小中高生がニュース情報を得るときに利用しているメディアは「テレビ」がもっとも多いことが、栄光ゼミナールが発表した調査結果より明らかになった。中高生はほかに、「ニュース系サイトやアプリ」「SNS」も活用していた。

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子どもが普段ニュースなどの情報を得るときに利用しているメディア
  • 子どもが普段ニュースなどの情報を得るときに利用しているメディア
  • 子どもが情報を得るときにもっとも利用しているメディア
  • 子どもがテレビのニュース番組や情報番組を見る頻度
  • 家庭で新聞(一般紙)を購読しているか
  • 家庭で新聞(こども新聞)を購読しているか
  • 子どもがこども新聞を読む頻度
  • 子どもとニュースや時事の内容を話題にする頻度
  • 子どもはニュースや時事に関心があると思うか
 小中高生がニュース情報を得るときに利用しているメディアは「テレビ」がもっとも多いことが、栄光ゼミナールが発表した調査結果より明らかになった。中高生はほかに、「ニュース系サイトやアプリ」「SNS」も活用していた。

 小中高生のニュース・時事の情報収集に関する調査は、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員の保護者を対象に行われたもの。有効回答は762人。調査期間は2019年10月9日~23日。

 子どもがニュースなどの情報を得るときに利用しているメディアは、「テレビ」小学生93.0%、中高生87.0%が最多だった。また、中高生は「ニュース系サイトやアプリ」63.8%、「SNS」30.7%も多かった。

 子どもがテレビのニュース番組や情報番組を見る頻度は、「ほぼ毎日」が小学生58.6%、中高生54.0%。子どもが情報を得るときにもっとも利用しているメディアを聞いたところ、「テレビ」は小学生73.5%、中高生46.3%。中高生は「テレビ」が半数を下回っており、「ニュース系サイトやアプリ」29.0%、「SNS」16.3%などをメインの情報収集ツールとして使っている実態が明らかになった。

 新聞(一般紙)を購読している家庭は「紙+オンライン」3.4%、「紙のみ」42.8%、「オンラインのみ」3.8%で、合わせて50.0%。こども新聞を購読している家庭は、小学生31.3%、中学生18.6%だった。子どもがこども新聞を読む頻度は、「ほぼ毎日/毎号」66.1%がもっとも多く、「時々読んでいる」29.1%、「ほとんど読まない」4.8%だった。

 子どもとニュースや時事の内容を話題にすることがあるかという質問に、全家庭の95.3%が「ある」と回答。ニュースや時事の内容を話題にする頻度は、「週に数回程度」55.6%が最多で、「ほぼ毎日」31.8%、「月に数回程度」12.6%が続いた。ニュースや時事に関する子どもの関心度は、小学生が「関心がある」36.9%、「少しは関心がある」50.8%、中学生が「関心がある」26.8%、「少しは関心がある」52.2%と、小学生の約9割、中高生の約8割が関心を持っていることがわかった。

 子どもがニュースや時事に触れることで期待するのは、小学生・中高生とも「世の中のできごとに関心を持つことができる」がもっとも多く、ついで「幅広い知識や情報が得られる」が多かった。また、小学生では「受験勉強に役立つ」「語彙力を身に付けることができる」など勉強や入試への効果を期待する回答、中高生では「子どもの進路や将来の職業選択に役立つ」「情報の選択・活用能力(情報リテラシー)が身に付く」など将来に生かせることを期待する回答が多かった。

 家庭で子どもがニュースや時事の情報に接するため、「会話に出てきた事象を親が調べてトイレに貼る。読みやすいようになるべくコミカルに書く(小3保護者)」「こども新聞を就寝前に読ませ、要約して説明してもらうようにしている(小5保護者)」「一緒に時事問題まとめサイトを見たり、夕食時に話題にしたりしている(中2保護者)」など、各家庭でさまざまな工夫や取組みをしていることがわかった。
《外岡紘代》

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