【中学受験2023】速報・4模試(サピックス・日能研・四谷大塚・首都模試)受験者総数は? 男子は激戦継続か

 首都圏の中学・高校受験の入試過去問題集出版社の「声の教育社」の公式YouTubeチャンネル「声教チャンネル」で公開中の動画「【中学受験】速報!最新4模試受験者総数は?今年も受験者は増えるのか?」から、2023年度入試の動向を探る。

教育・受験 小学生
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 年々人気が高まる首都圏の中学受験。入試に向けて多くの子供たちが受験する「模試」は、その結果から出願する中学校を検討し、モチベーションを保ちながら受験勉強に励むための道しるべとなる。

 首都圏の中学・高校受験の入試過去問題集出版社の「声の教育社」の公式YouTubeチャンネル「声教チャンネル」で公開された動画「【中学受験】速報!最新4模試受験者総数は?今年も受験者は増えるのか?」では、2022年6・7月に実施された4模試(サピックス・日能研・四谷大塚・首都圏模試)の受験者総数等の情報をもとに、同社の三谷氏と後藤氏が2023年度の中学受験の動向について語っている。

 激戦だった昨年(2021年)の同時期の4模試受験者総数を比較すると、男子は25,871人(2021年)から26,222人(2022年)で1.4%増。女子は24,594人(2021年)から24,478人(2022年)で0.5%減。合計は50,465人(2021年)から50,700人(2022年)で0.5%増で、全体的には「微増」という結果となった。

 三谷氏によると、昨年に続き男子校は今年もさらに厳しい状況が予想されるが、サピックスオープンと首都圏模試の受験者数の増加が顕著で、ハイレベル化と幅広い偏差値層での活性化が見られるという。比較的入りやすいといわれていた男子校も入りにくくなる可能性があると予想している。男子校志望の受験生は併願で共学校も考えると選択肢が広がっていくだろう。

 またコロナの影響もあり、駆け込みでの中学受験者増加に伴い、4科受験より2科受験の志望者も増え、2科受験の倍率も高まっているという。逆に4科のみに変更した学校もあるので、志望校を選ぶ際には集中する入試日程と教科のバランスを考える必要があるだろう。女子は少し緩和することも考えられるが、人気校は変わらず高倍率が予想されることから、模試の受験者数も参考にしながら自分に合った志望校に巡り合えるよう、情報収集していくことをお勧めしている。

【中学受験】速報!最新4模試受験者総数は?今年も受験者は増えるのか?(声教チャンネル)

 さまざまな情報が飛び交う中学受験。後藤氏に現時点(2022年8月)での押さえるべき点を聞いたところ「ポイントは、やはり昨年の中学受験の盛り上がりが継続しているということでしょう。学校によっては継続どころか、さらに過熱するところもありそうです。実は、昨年度、急激に人気になり受験生を集めた、ある学校の過去問題集が、すでに昨年以上の出庫数となっています(これまでは揺り戻しで翌年の販売部数は減るのが普通でした)。昨年、明治大学の付属校になることが発表された日本学園の過去問題集も同様です。学校によっては『偏差値が上の学校に志望校を変えた方が合格しやすくなる』ということすら起こり得ますので、公開模試を受けたら自分の偏差値だけでなく、各校の志望者数の増減にも注目しておくと良いでしょう」とコメント。

 2023年度の動向を占うには気が早いかもしれないと思いつつも、夏休みが明ければ秋はすぐに訪れる。声教チャンネルでは、学校訪問動画や、教科別の過去問活用ポイント、2022年度入試の振り返りなど、受験期に向けて続々と役立つ動画を公開している。夏休みにさなざまな情報を集め、わが子が10代の貴重な6年間を過ごす志望校選びや学習計画に活用してみてはいかがだろうか。


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《編集部》

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