災害を想定した仕事選び、気にするポイントは?

 仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関「しゅふJOB総研」は、「災害と仕事選び」をテーマに仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を実施し、子供がいる人といない人の傾向について追加分析を行った。

生活・健康 保護者
就活時に災害発生を考慮して仕事を選ぶか
  • 就活時に災害発生を考慮して仕事を選ぶか
  • 災害を想定した場合仕事選びで気になるポイント
  • 災害を想定して備えていること

 仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関「しゅふJOB総研」は、「災害と仕事選び」をテーマに仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を実施し、子供がいる人といない人の傾向について追加分析を行った。

 就職活動の際に災害を考慮するかという問いに対して「はい」と答えた人は、子供がいる人で73.4%、いない人で66.3%となり、子供がいる人の方が7.1ポイント高くなった。子供がいると、仕事選びの際に災害発生について考慮する傾向がより強くなるようだ。災害を想定した際の仕事選びで気になるポイントについては、子供がいる・いないに関わらず「家と職場の距離の短さ」と回答する人がもっとも多くなったものの、子供がいる人が82.0%、いない人が63.5%と子供がいる人の方が18.5ポイント高くなっている。仕事で外出中に災害が発生した場合を想定して備えていることについては、子供がいる・いないに関わらず「家族全員が携帯電話等の連絡手段を持っている」がもっとも多かった。その他、「飲料水や食料を貯蔵している」「防災グッズを準備している」の回答は子供がいる家庭が約半数だった。

 総じてどの項目においても子供がいる人の方が数値は高くなっている。東日本大震災の経験から家庭内の備蓄を考えたり、発生時にどういった対応をとるかを改めて考え直したりしている家庭が多いことがフリーコメントからもわかった。家庭との両立が可能な仕事を探すのは簡単ではないが、子供がいると災害発生時のことを考慮する傾向がより強くなる分、仕事探しの難易度はさらに高くなっているようだ。働き方の選択肢のさらなる多様化を進めることは、災害対応の観点からも必要だという。


仕事は1冊のノートで10倍差がつく
¥1,568
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
まんがで変わる! 仕事は楽しいかね? (きこ書房)
¥1,050
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《千葉 智加》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top