ボルボ「車内置き去り防止」システム開発…新型EV標準装備

スウェーデンに本拠を置くボルボ・カーズが、車内に子どもやペットが誤って置き去りにされるのをセンサーで防ぐ「見守り」システムを開発し、11月に公開する新型の電気自動車(EV)「EX90」に搭載するという。

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ボルボ・カーズのインテリア・レーダー・システム
  • ボルボ・カーズのインテリア・レーダー・システム
  • ボルボEX90(予告イメージ)
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  • スタンレー電気(イメージ)

スウェーデンに本拠を置くボルボ・カーズが、車内に子どもやペットが誤って置き去りにされるのをセンサーで防ぐ「見守り」システムを開発し、11月に公開する新型の電気自動車(EV)「EX90」に搭載するという。

同社が発表したもので、きょうの朝日などが経済面で報じているが、ボルボでは「今後開発するEVへの標準装備を目指す」とも伝えている。

それによると 新システムは、車から運転手らが出てドアをロックしようとする際に作動するそうで、車内に設置された最大7個のセンサーが、座席やトランクの1mm未満の動きまで検知。人や動物の呼吸の動きを判別するという。加えて、置き去りが疑われた場合はロックできなくして、ディスプレーに警告を出すほか、EVのバッテリーの電気を使い、冷暖房を自動で入れ、低体温症や熱中症を防ぐ機能も搭載されているという。

日本では、9月に静岡県牧之原市の幼稚園で、3歳の園児が送迎バスに長時間置き去りにされ、熱中症で死亡するという痛ましい事故が発生したばかり。米国でも1998年以降、900人以上の子供が高温の車内で放置され亡くなるという調査結果もあるほか、スウェーデンでは冬場に低体温症の犠牲者も出ているという。

運転中のうっかりミスは高齢者ドライバーに多いとされるアクセルとブレーキペタルの「踏み間違い」ばかりでもなく、置き去り防止の見守りシステムは、子育て世代のドライバーなどのうっかりミスを防ぐための頼りになる安心・安全機能といえそうだ。

2022年9月28日付

●五輪元理事3度目逮捕、受託収賄容疑、大広から1500万円(読売・1面)

●経団連の活動、日野が年内自粛(読売・10面)

●賛否の中安倍氏国葬、戦後2例目4100人超参列、一般献花に列、周辺でデモ、分断に責任首相は行動を(朝日・1面)

●車内置き去り防止、見守りサービス、ボルボ新型EV(朝日・7面)

踏み間違い車がお知らせ,急アクセルの加速抑え警告導入増(朝日・7面)

●けいざい+レース 技術を市販車に、文化づくりに「3世代かける」(朝日・9面)

●物価高念頭に処遇を議論へ、トヨタ労組定期大会(毎日・7面)

●EV小型車市場で存在感、上期世界販売の3割占める、近距離利用で人気、ガソリン高も追い風(日経・5面)

ホンダと次世代ランプ、スタンレー、車向け共同開発(日経・15面)

ボルボ、車内置き去り防止「見守り」システム開発---新型EVに標準装備[新聞ウォッチ]

《福田俊之@レスポンス》

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