【大学入学共通テスト2025】新課程の出題方針・変更点…Y-SAPIX

 Y-SAPIXの情報サイト「東大・京大・医学部研究室」に、「2025年度大学入学共通テスト(新課程)の出題方針・変更点」が掲載された。「情報I」の新設に加え、国語・数学の配点等も変更になったこと等が確認できる。

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2025年度大学入学共通テスト2025:出題方法等
  • 2025年度大学入学共通テスト2025:出題方法等
  • 2025年度大学入学共通テスト2025:試作問題「情報I」
  • 2025年度大学入学共通テスト2025:「情報I」利用方法
  • 2025年度大学入学共通テスト2025:試験時間割イメージ
  • 2025年度大学入学共通テスト2025:試作問題「国語」
  • 2025年度大学入学共通テスト2025:試作問題「数学II・B・C」

 Y-SAPIXの情報サイト「東大・京大・医学部研究室」に、「2025年度大学入学共通テスト(新課程)の出題方針・変更点」が掲載された。「情報I」の新設に加え、国語・数学の配点等も変更になったこと等が確認できる。

 「東大・京大・医学部研究室」は、東大・京大・医学部・難関大学への現役合格を目指す進学塾Y-SAPIXが運営する、受験生のための総合情報サイト。各大学の最新入試情報や、現役東大生・京大生・医学部生からのメッセージ、大学にまつわる歴史やイベント等、さまざまな情報を発信している。

 サイトでは、2022年11月9日に大学入試センターより公表された2025年度大学入学共通テストの出題教科・科目の出題方法等、ならびに問題作成の方向性等を紹介。「情報I」の導入に加え、国語・数学の配点も変更になったこと等を確認することができる。

 2025年度共通テストより新設される「情報I」は、試験時間60分、配点100点。日程は2日目の最終(午後5時~午後6時)に設定された。東京大学や大阪大学等の一般選抜では「情報」を必須とすることが公表されているが、詳細な利用方法は未公表。北海道大学は、すでに「情報」は入試配点に組み込まないと予告している。

 「国語」は、これまで大問4題の出題(現代文2題、古文1題、漢文1題)が、試作問題では大問5題(現代文3題、古文1題、漢文1題)に。新たに現代文1題が追加される形で構成される。配点は現行の現代文100点+古文漢文100点から、現代文110点+古文漢文90点に変更となる。また、試験時間は80分から90分となり、10分延長される。

 「数学2」は、数学Cも加えた3科目の出題に一本化される。試作問題は数IIから大問3題、数学B・Cから大問4題の合計7題で構成されており、数IIの大問3題が必答、数学B・Cの大問4題から3問を選択となっている。

 必答問題は実質的にこれまでと同様だが、選択問題は1題追加されることになり、試験時間が60分から70分に延長される。また配点の内訳は、数II必答問題3題で52点、数学B・C選択問題3題で48点となっており、従来の数IIの必答問題60点、数学B選択問題40点から数IIのウエイトが低下し、数学B・Cが上昇する形となっている。

 各大学は2022年度中に共通テスト利用教科・科目を予告することが求められており、2023年6月に正式な実施方針や出題方法が公表される。Y-SAPIXでは、今回の方針をもとに各大学がどのように共通テストを利用するのか、大学が発信する情報は早めにキャッチできるよう注視しておくと良いとアドバイスしている。


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《木村 薫》

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