チャイルド・ファンド・ジャパンは、12月に入り「アジアの子供を支える書き損じハガキキャンペーン2023」を開始した。年賀状づくり等で書き損じたハガキや切手の寄付を集め、貧困地域に暮らす子供たちを支援し、SDGs目標3・4の達成につなげていく。
現在、チャイルド・ファンド・ジャパンの支援国の1つであるスリランカでは、1984年の独立以来最悪の経済危機が人々を襲っている。経済危機により、食料品が2倍の値段に跳ね上がり、主食となる米では、5kgで625ルピー（約250円）が、1,300ルピー（約520円）と2倍以上に。貧困地域の子供たちと家族の生活に甚大な影響を与えている。
また、燃料不足も深刻となっており、ガソリンスタンドには長蛇の列ができるほどだ。バスの運賃等も高騰し、通学が難しくなる子供も。「海外で働いて、お母さんにもっといい暮らしをしてもらうことが夢だった。でも、交通機関の運賃が高すぎて、通っていた日本語学校にも通えなくなってしまった。」と、子供たちが自らの夢を諦めざるを得ない状況も生じている。
同キャンペーンでは、書き損じハガキや未使用切手を集め、スリランカ等のアジアの貧困地域の子供たちや家族へ支援を届ける。食糧支援や教育支援等、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標4「質の高い教育をみんなに」等の達成につながる、チャイルド・ファンド・ジャパンのさまざまな活動に寄付を活用する。
「SDGsのために自分ができること」として、手元にあるハガキや切手の寄付が、アジアの貧困地域に暮らす子供たちを支援することに繋がり、SDGsとして貢献することができる。
寄付として集めているものは、未使用または書き損じた年賀状・官製ハガキ、未使用の切手で、少量でもどんなに古くても可能。個人情報の部分を塗りつぶしたものでも可能。
寄付は、チャイルド・ファンド・ジャパンへ送付し、集まったハガキは郵便局で切手に交換される。これらの切手は、チャイルド・ファンド・ジャパンの郵送物に使用され、その分節約できた経費を子供たちの支援活動に活用する。寄付のために送ったハガキは、最終的に郵便局で溶解処理が施される。
寄付は通年受け付けているが、2023年4月より、郵便局で100枚以上交換する場合の交換手数料が5円から10円に値上げされる。寄付を最大限活用するためには、早目に送ることが推奨される。
◆アジアの子どもを支える書き損じハガキキャンペーン2023
寄付：未使用または書き損じハガキ、官製ハガキ、未使用切手
募集期間：通年
送付先：〒167-0041 東京都杉並区善福寺2-17-5チャイルド・ファンド・ジャパン ハガキ係
