【中学受験】親が「やらなければよかった」と後悔していることは?

 偏差値60以上の中学校に通う子供をもつ母親の70%以上が、子供の中学受験に「後悔していることがある」と回答したことが、ひまわり教育研究センターが2022年8月に行ったアンケート調査より明らかになった。

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中学受験、親が「やらなければよかった」と後悔していることは?
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  • 中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることがありますか?
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  • 中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることを3つまで選んでください
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 偏差値60以上の中学校に通う子供をもつ母親の70%以上が、子供の中学受験に「後悔していることがある」と回答したことが、ひまわり教育研究センターが2022年8月に行ったアンケート調査より明らかになった。

 調査は2022年8月16日~18日、偏差値60以上の中学校に通う子供をもつ保護者を対象に、ゼネラルリサーチのインターネット調査にて実施した。回答者150人。

 偏差値60以上の中学校に通う子供をもつ保護者を対象に「中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることがありますか」と質問したところ、「後悔していることがある」と回答したのは67.3%、「後悔していることはない」と回答したのは32.7%という結果に。特に母親においては、73.9%が「後悔していることがある」と答えたことがわかった。

 後悔している内容を3つまであげてもらったところ、もっとも多かったのは「成績のことで叱ったこと」で27.7%、以下「遊びをさせすぎたこと(24.8%)」「勉強をさせすぎたこと(19.8%)」「低学年のうちにもっと勉強をさせておけばよかったこと(19.8%)」と続いた。

 母親と父親の後悔の違いに着目すると、母親が父親と比べて多かった回答は、「夜遅くまで塾に通ったこと(母親11.8%、父親4.0%)」「塾に入れるのが遅すぎたこと(母親9.8%、父親2.0%)」「塾に入れるのが早すぎたこと(母親9.8%、父親4.0%)」「夜寝る時間を削ったこと(母親15.7%、父親8.0%)」。

 一方、父親が母親と比べて多かった回答は「勉強をさせすぎたこと(父親28.9%、母親11.8%)」「遊びをさせすぎたこと(父親30.0%、母親19.6%)」という結果に。父親は「勉強・遊びをさせすぎた」等の総括的な視点から、母親は「遅くまでの通塾・入塾のタイミング」等、より具体的な視点での後悔であることがわかった。

 「遊びをさせすぎた」「勉強をさせすぎた」等、保護者の後悔は一見相反しているが、それは「遊びも勉強もどちらもバランスよくしておくべきだった」という後悔につながるのではないだろうか。これから中学受験をしようと考えている保護者はぜひ参考にしてほしい。


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