2023年2月10日、この日は東京都と神奈川県の私立高校で一般入試がスタートする。また、埼玉県の公立高校の入学願書の窓口受付開始日でもある。天気予報では都心でも積雪の恐れがあるとしており、影響が懸念される。
気象庁の天気予報によると、首都圏の天気は曇りのち雪。試験会場に向かう時間帯に降雪がなかったとしても、帰りの時間帯には降っている可能性が高い。
10日に入学試験を実施する私立高校では、Webサイト上に注意喚起を促すメッセージを掲載するところも出ている。
神奈川県の山手学院では2月7日付で「2月10日（金）は降雪の予報が出ています。交通機関が不通になった場合や大幅に遅れるような場合には、対応措置を講じます。その際は、学校HPでのお知らせ、または出願時に登録したメールアドレスへの一斉メール配信をしますので、必ずご確認ください」とメッセージを掲出。
同じく神奈川県の慶應義塾高校では2月9日付で「明日（2月10日）の朝は降雪の予報が出されています。状況によっては交通機関の運行に影響が出るおそれもありますので、天候・交通情報には十分お気をつけください。現在のところ、試験は予定通り実施しますが、当日の状況により時間を変更する可能性がありますので、休み時間中に食べられる程度の軽食などのご用意をお願いいたします」と受験生に呼び掛けている。
2月9日より公立高校の入学願書の郵送提出の始まった埼玉県は、2月10日より窓口での願書受付が始まる。埼玉県教育委員会ではWebサイト上で、「2月10日（金）を中心に、関東甲信地方でも広く積雪の可能性がありますので、今後の気象情報等に注意してください。持参による出願書類等の提出を行う場合は、時間に余裕を持ち、安全に注意して志願先高校へ向かうようにしてください」と注意喚起をしている。
国土交通省でも「大雪に対する国土交通省緊急発表」を出しており、その中で「最新の気象情報や交通情報等に留意し、外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動いただくようお願いします。」としている。万が一の場合の連絡先を控えておくなど事前に準備できることをしたうえで、明日はくれぐれも安全に注意して行動をしてほしい。
