埼玉県教育委員会は2023年2月13日、2023年度（令和5年度）埼玉県公立高等学校入学者選抜における入学志願者数を取りまとめ公表した。全日制の志願者数は4万69人、平均倍率は1.11倍。普通科は市立浦和2.30倍、専門学科は大宮（理数）2.85倍がもっとも高い。
埼玉県公立高等学校入学者選抜の一般募集は、2月9日（窓口は10日）に出願受付を開始し、2月13日正午に締め切った。入学者選抜実施校数は142校。このうち全日制137校の募集人員3万6,242人に対する志願者数は4万69人、平均倍率は1.11倍であった。
学科別でみると普通科1.17倍、専門学科0.95倍、総合学科0.93倍。専門学科では、理数1.86倍がもっとも高く、ついで生物・環境系1.24倍、外国語1.23倍、美術1.23倍、国際文化1.15倍、映像芸術1.10倍、体育1.04倍、家庭1.02倍、看護1.00倍。
倍率が1.50倍以上の学校数は、普通科5校（5普通科、1コース）、専門学科6校3学科。普通科は市立浦和2.30倍、川口市立1.95倍、浦和1.67倍等、専門学科は大宮（理数）2.85倍、川口市立（理数）2.20倍、越谷北（理数）2.00倍等で倍率が高かった。
一方、倍率が1.00倍未満の学校・学科数は、普通科26校（25普通科、2コース) 、専門学科35校44学科、総合学科7校。普通科は八潮（普通・体育コース）0.45倍、鳩山0.49倍等、専門学科は羽生実業（商業）0.23倍、羽生実業（園芸）0.33倍、松伏（音楽）0.33倍等、総合学科は小鹿野0.37倍等で倍率が低かった。各学校の志願者数等は、「彩の国さいたま公立高校ナビゲーション」で公開している。
今後、埼玉県公立高等学校入学者選抜一般募集は2月15日と16日に志願変更を受け付け、2月22日に学力検査等、3月3日に入学許可候補者を発表する。また、インフルエンザ等のやむを得ない事情により学力検査を受検できなかった者が対象の追検査は3月6日、追検査の入学許可候補者は3月8日に発表する。
