【大学受験2023】京大一般入試、2年連続で志願者増…理系の増加目立つ

 SAPIX YOZEMI GROUPによる京大合格を目指す受験生のための総合情報サイト「京大研究室」は2023年3月2日、2023年度京都大学「一般入試 志願状況」を掲載した。志願者総数は2年連続で増え、理系学部の増加が目立った。

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2023京大入試状況「一般選抜 志願状況」
  • 2023京大入試状況「一般選抜 志願状況」
  • 京都大学 一般選抜(前期日程)志願者数・志願倍率
  • 2023年度 京都大学 一般選抜(前期日程)実施状況

 SAPIX YOZEMI GROUPによる京大合格を目指す受験生のための総合情報サイト「京大研究室」は2023年3月2日、2023年度京都大学「一般入試 志願状況」を掲載した。志願者総数は2年連続で増え、理系学部の増加が目立った。

 2023京大入試状況「一般入試 志願状況」は、2023年度の京都大学一般選抜(前期日程)の志願状況を分析したもの。志願者・志願倍率の推移、学部・学科ごとの志願動向等をまとめている。

 一般選抜(前期日程)の志願者数は、前年度比207人増の7,417人。2021年度まで続いていた減少傾向から、2年連続増加に転じた。第1段階選抜の不合格者も前年度から20人増え、95人だった。

 同じ近畿地区内の難関大である大阪大学や神戸大学の志願者が前年度より減少する中、京都大学は増加となった。京大研究室では「昨年度大きく難化した共通テストの平均点が今年度はやや回復したこと等から、京大出願に踏み切った層もいたかもしれない。また一方で、東大の志願者が昨年度から減少しており、共通テストの結果を受けて東大から京大に出願変更した層がいたとも考えられる」と考察している。

 文系学部で増加したのは総合人間学部(文系)と経済学部(文系)。前年度は総合人間学部(文系)の志願者が2005年度以降で最少、経済学部(文系)の志願者が2005年度以降で2番目の少なさとなった反動が一因と考えられるという。一方、文学部、教育学部(文系)、法学部は減少し、文学部と法学部の志願倍率は3倍を下回った。文学部は4年連続の減少。法学部は志願者数の最低値を更新した。

 理系学部では、理学部、医学部医学科、医学部人間健康科学科、教育学部(理系)、経済学部(理系)、農学部が増加した。理学部と医学部医学科は、2005年度以降で志願者数が最少だった前年度からの反動増と分析している。一方、総合人間学部(理系)と薬学部は減少しているが、前年度増加の反動減とみられるという。工学部はやや減少しているものの、ほぼ横ばい。理系学部では増加した学部が多くなっている。

 2023京大入試状況「一般選抜 志願状況」の詳細は、京大研究室のWebサイトで公開している。サイトではその他、京都大学入試の概要や入試状況等の情報も紹介している。

《奥山直美》

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