大学生の就職内定率(2/1現在)90.9%、1.2ポイント上昇

 文部科学省と厚生労働省は2023年3月17日、2023年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(2月1日現在)を公表した。大学生の就職内定率は、前年同期比1.2ポイント増の90.9%となった。

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 文部科学省と厚生労働省は2023年3月17日、2023年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(2月1日現在)を公表した。大学生の就職内定率は、前年同期比1.2ポイント増の90.9%となった。

 文部科学省と厚生労働省は共同で、大学等卒業予定者の就職内定状況について年4回の調査を実施。今回は、2023年3月大学等卒業予定者の2023年2月1日時点の就職内定状況について公表した。対象は、国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校(専門課程)20校の計112校6,250人。母集団の男女構成比から短期大学は女子学生のみ、高等専門学校は男子学生のみを抽出している。

 大学(学部)の就職内定率は、前年同期比1.2ポイント増の90.9%。このうち国公立大学の就職内定率は94.2%(同2.8ポイント増)、私立大学は89.8%(同0.6ポイント増)と、いずれも増加している。

 その他、短期大学の就職内定率は、前年同期比0.1ポイント減の86.8%。高等専門学校および専修学校(専門課程)の就職内定率は、それぞれ97.5%(同3.4ポイント増)、81.5%(同0.1ポイント減)。大学等(大学、短期大学、高等専門学校)を合わせた就職内定率は、90.8%(同1.1ポイント増)。専修学校(専門課程)を含めると89.9%(同1.1ポイント増)となった。

 男女別では、男子大学生の就職内定率は、90.1%(同1.8ポイント増)、女子は91.8%(同0.4ポイント増)。また、国公立大学では、男子93.0%、女子95.5%、私立大学では、男子89.3%、女子90.5%となっている。

 文系・理系別に大学の就職内定率をみると、文系は90.5%(同1.4ポイント増)、理系は92.8%(同0.5ポイント増)。地域別の大学就職内定状況は、関東地区がもっとも高く、94.1%(同1.6ポイント増)。ついで、九州地区91.9%、近畿地区89.5%、中国・四国地区88.8%、北海道・東北地区88.0%、中部地区87.6%と続き、中部地区は前年同期比3.2ポイント減となっている。

 文部科学省と厚生労働省は、大学等の就職相談員と新卒応援ハローワークの就職支援ナビゲーターとの連携による新卒者等の就職支援を行っており、引き続き、関係府省と連携し、未だ就職活動を行っている学生を応援していくという。

《田中志実》

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