卓越大学院プログラムの中間評価、千葉・東工大・名古屋が最高評価

 文部科学省は2023年3月15日、「卓越大学院プログラム」(2019年度採択)の中間評価結果を公表した。9大学11プログラムのうち、最高評価Sを獲得したのは、千葉大学、東京工業大学、名古屋大学による3プログラムであった。

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中間評価結果一覧
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 文部科学省は2023年3月15日、「卓越大学院プログラム」(2019年度採択)の中間評価結果を公表した。9大学11プログラムのうち、最高評価Sを獲得したのは、千葉大学、東京工業大学、名古屋大学による3プログラムであった。

 「卓越大学院プログラム」は、各大学が自身の強みを核に世界最高水準の教育力・研究力を結集した5年一貫の博士課程学位プログラムを構築することで、あらゆるセクターを牽引する卓越した博士人材を育成し、人材育成・交流および新たな共同研究の創出が持続的に展開される卓越した拠点を形成する取組みを推進する事業。2018年度から支援が開始され、2020年度までに140件の申請の中から合計30プログラムが採択されている。

 中間評価の対象は、2019年度(令和元年度)に採択された4年度目の9大学11プログラム。日本学術振興会に事務局を置く卓越大学院プログラム委員会において、中間評価結果を決定した。

 中間評価は、「S」「A」「B」「C」「D」の5段階の絶対評価で実施。中間評価結果より総括評価の分布をみると、S評価を獲得したのは、全体の27.3%にあたる3件。千葉大学の「革新医療創生CHIBA卓越大学院」、東京工業大学の「最先端量子科学に基づく超スマート社会エンジニアリング教育プログラム」、名古屋大学の「情報・生命医科学コンボリュージョンonグローカルアライアンス卓越大学院」の各プログラムが最高評価を得た。

 A評価は、東北大学、東京大学、金沢大学、京都大学の4大学5件。B評価は、千葉大学、大阪大学の2件。C評価は、東京海洋大学の1件だった。最低評価にあたるD評価はなかった。

 中間評価結果の統括や詳細は、日本学術振興会Webサイトで公開している。

《奥山直美》

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