【高校受験2026】奈良県立高入試、共通選抜に一本化

 奈良県教育委員会は2023年3月22日、奈良県立高等学校入学者選抜の改善について骨子の概要を公表した。2026年度(令和8年度)入学者選抜から、現行の特色選抜と一般選抜を「共通選抜」に一本化し、第2希望校申告を導入する。調査書の学習成績は、第1学年から取り扱う。

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奈良県立高等学校入学者選抜の改善について(骨子)の概要
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 奈良県教育委員会は2023年3月22日、奈良県立高等学校入学者選抜の改善について骨子の概要を公表した。2026年度(令和8年度)入学者選抜から、現行の特色選抜と一般選抜を「共通選抜」に一本化し、第2希望校申告を導入する。調査書の学習成績は、第1学年から取り扱う。

 現行の奈良県立高等学校入学者選抜では、専門学科や特色あるコース等で2月中旬に「特色選抜」を実施。特色選抜で募集人員のすべてを募集する学校以外で、3月上旬から中旬にかけて「一般選抜」を行っている。

 改善に向けた骨子によると、2026年度入学者選抜(2025年度実施)からは特色選抜と一般選抜を「共通選抜」に一本化。原則としてすべての学校で3月上旬、共通選抜を実施する。共通選抜では、国語・社会・数学・理科・英語の学力検査を課す。配点は、現行と同じ1教科50点、合計250点。

 共通選抜では、第2希望校申告を導入。出願者が募集人員に満たない学科・コースで、第2希望者の合否を判定する。専門学科や特色あるコース等では、募集人員の一部について、第2希望を含めた合否判定を行う。

 調査書は、現行では第2学年と第3学年の学習成績を用いているが、2026年度入学者選抜からは第1学年の学習成績から取り扱う。また、第1学年と第2学年では、従来の5段階評定ではなく、3段階の観点別学習状況の評価を活用する。

 2024年度(令和6年度)入学者選抜からは、生徒や保護者等への情報提供の充実に向けて、中学3年生対象の進路希望調査を試行実施。2023年11月と2024年1月(予定)に中学3年生の志望校等を調査し、公表するとしている。

《奥山直美》

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