後悔しない中学受験のために…コンサルで家庭に伴走する「タカベル」

 2023年度入試も過去最高の受験者数となり、年々厳しさを増す中学受験。中学受験におけるコンサルティングとはいったいどういうものなのか。中学受験コンサルティング「タカベル」代表の高畑洋平氏にその特徴を聞いた。

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  • 実際のスケジュール案の一例
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 2023年度入試も過去最高の受験者数となり、年々厳しさを増す中学受験。大手塾や個別指導、家庭教師を利用しながらの受験スタイルが主流となっているなか「タカベル」は中学受験コンサルティングを軸に据えたサービスを展開している。中学受験におけるコンサルティングとはいったいどういうものなのか。代表の高畑洋平氏にその特徴を聞いた。

すべての子に前向きな受験をしてほしい

--中学受験者数・受験率ともにこの9年連続で増えているといわれています。中学受験をする子供や家庭に変化はみられますか。

 最近の傾向として、親御さん自身が中学受験を経験しているケースが増え、塾に代わって親御さんが指導する「塾なし受験」、習い事などと両立をしつつ6年生から本腰を入れる「短期間集中型受験」が増加していると感じます。こうした層の増加に伴い、いわゆる中堅校といわれる学校の偏差値が軒並み上昇しているのが昨今顕著な傾向でしょう。

 そうなると塾での成績によるクラスの昇降も激しさを増し、親御さんは焦ってお子さんに負荷をかけがちになります。目標に向かって自発的に努力できるお子さんはそれでも食らいついていけるでしょうが、大半のお子さんはモチベーションが十分に上がらず、やらされ感の強い勉強になって成績も上がらないという悪循環に陥っていくことが少なくありません。

「タカベル」代表の高畑洋平氏

--「中学受験コンサルティング」として今春で3期目を迎える「タカベル」ですが、設立の思いについて教えてください。

 私がタカベルを立ち上げるに至った思いは2つあります。ひとつ目は、私自身の辛い中学受験経験に発するもの。受験生として大手塾に通っていたのですが、当時の私は年齢に対して相当幼く、さらに飲み込みも遅く、まわりの子が1を聞いて1理解するとしたら、私はその半分しかキャッチアップできないようなタイプ。親からはクラス昇降のたびに叱られましたし、まわりの子が遊んでいるのに、なんで自分だけこんなに勉強しなければならないんだという気持ちも正直ありました。今思い返しても、壮絶な中学受験生活だったと記憶に残っているほどです。

 しかし、そんな私の転機となったのが中学受験を経て入学した中高での6年間です。進学した学校で学力的にも経済的にも近い環境の友人たち、手厚く見守ってくださった恩師に恵まれ、自ら考え主体性を持って何かに取り組むことができるような人格にシフトチェンジすることができたのです。今こうして事業を運営できるほど人間的に成長させてくれたのも中学受験があったからだと強く思います。

「タカベル」って?

成績を上げるために効果的な4つの勉強法

--「自発的に勉強に向き合い、成績を上げてほしい」という思いを、家庭教師コンサルティングを通じて実現されていらっしゃいます。タカベルの指導において大切にしていることを教えてください。

 1つ目は、「量ではなくて質」を重視することです。どんなに手厚い塾でも、日々の家庭学習まで付きっきりで指導することはできません。それを補うために大量の宿題を出している側面があります。

 たくさんの宿題というのは、お子さんのモチベーションを下げるのみならず、宿題を効率よくこなすことに意識がいくため、長期記憶につながらずに短期記憶になってしまうというデメリットもあります。私どもは宿題の量を適切に取捨選択することと、そのぶん学習の質にこだわるという両方を提案しています。その子の苦手や理解度に応じ、個別かつ具体的に各科目の勉強法を提案させていただいているのです。

 2つ目は、「インプットとアウトプットの併用」です。当然、勉強は知識を吸収していかないと得点につながりませんが、昨今の入試は知識量ではなく、知識をいかに活用できるかが鍵になってきます。たとえば「日本でいちばん長い川は?」という問いに対して「信濃川」と答えるような一般的なインプット方法では1つの知識しか得られません。私どもは「信濃川ってどういう川なの?」と問い、子供に「新潟県の、越後平野にある、日本でいちばん長い川」というふうに説明させることで、3つの知識がインプットされるよう導きます。知識を点ではなく、つながりで理解することで長期記憶として定着させるのです。

 3つ目は、「学びを自走させること」。お子さんが自分で決めた勉強をしているときが、お子さんがもっとも伸びるときです。私たちは「家庭内テスト」というものを提案していますが、これは、「20時にテストするからそれまでに8割を取れるように準備するんだよ」といったような声掛けを親御さんにしてもらい、お子さんが自発的に学習せざるを得ない環境を作るのが狙いです。家庭内テストがあるからと学習に取り掛かり、そこで成果を収めることができれば、やればできるという自信にもつながっていきますし、そうやって学びをサイクル化していくことで、最終的にはお子さん自身で自発的に学んでいけるようになるのです。

 そして4つ目が、「各科目の優先順位づけ」です。短期間の詰め込みでテストの点につながりやすいのは理科社会なのですが、やはり長期的にみると算数国語を底上げしていかないと入試の得点には結び付いていきません。大切なのは目先のクラスではなく、その先にある合格というゴールです。ひとりひとりのお子さんの苦手や理解度に合わせて、1週間のうちでもっとも時間を割かなければならない教科や単元はどこなのか分析し、コンサルティングの中でご提案しています。

--目先のテストや宿題をこなすことではなく「わが子が志望校に合格するためには、今何をするべきなのか」という視点でアドバイスをいただけるのですね

 はい。もちろん塾でも習熟度に応じてクラス分けされていると思いますが、塾のクラスは4科目の総合点で分けられるので、そのなかには、算数はものすごく得意だけど国語が苦手な子もいれば、その逆もいます。それなのに一律の宿題が出されてしまうため、その子のレベルに合ってないことも往々にしてあります。そこを取捨選択していくのが私の仕事。間引いて減らしたぶん、その子に必要な部分を密度濃くやらせていくところが肝になります。

--コンサルティングを受けることで、お子さんにどのようなメリットがあるのでしょうか。

 シンプルに学習の負担が減ると思います。「就寝時間が早くなったのに、成績が上がった」「何をいつまでにやれば良いか、適宜その理由をわかりやく説明してもらいながら進められるので、安心して勉強を進められた」といった嬉しい声をいただいています。また、複数の教材をやらせようとするのではなく1つの教材を繰り返し何周も回していくので、わかる・できる問題が増えていく実感が得られることでも自信がつくと思います。

学習計画から過去問対策まですべてをカバー

--「中学受験コンサルティング」のコース設定について具体的に教えてください。

 まず、私どもの指導のメインが「学習コンサルティングプラン」です。こちらは習い事や塾の授業時間を加味したうえで1週間の学習計画表を事前に作成し、それぞれに対する勉強法を親御さんに指南します。この学習計画表に、先ほど申し上げたような適切な宿題量や各教科の優先順位付け、スモールステップや間違い直しを必ず設けるといった成績を上げるスパイスを盛り込んでいます。

 学習計画以外にも、受験スケジュールの組み方、学校見学の仕方、お子さんとの接し方、塾の講習の取り方、塾との面談での質問事項など多岐に渡って、受験の司令塔・コーディネーターのような役割を担わせていただきます。

塾なしで中学受験に挑んだご家庭の一例。ひとりひとりのお子さんのスケジュールに応じ、苦手や理解度に合わせた提案となっている

 さらに、親子で月4回受講していただく「コーチングプラン」です。学習コンサルティングはあくまで親御さんが対象なので、お子さんにうまく伝えられないというお悩みがあったときに、それを解決できませんでした。そこで、今年度よりお子さんにも同席をしていただき、お子さん自身が納得のいく学習のスケジュールを一緒に考え、その学習経過についてもLINEで毎日確認するプランを導入しました。お子さん自身にその日の宿題やノートを提出してもらうので、コンサルタントから直接ほめポイントを伝えたり、ここをこうしたほうが良いというアドバイスが行えたりするのがメリットです。親御さんが「勉強しなさい」ということが少なくなるのも大きいですね。

 小学6年の9月以降は「学習コンサルティングプラン」が「過去問分析プラン」へと変化していきます。秋以降は志望校に特化した対策が必要となる時期です。志望校の頻出分野かつその子の弱点に絞って勉強を行う必要があるのですが、思うように過去問が解けなくて困ってしまう親御さん、自信を失うお子さんが続出する時期でもあります。

 採点済みの過去問の解答からそのお子さんの弱点分野を洗い出し、1週間の学習計画の中で弱点補強の勉強を行っていきます。また、入試本番までの限られた時間で効果的な過去問対策を行うために「対策を飛ばしてしまっても良い(二度と出ないような)難しい問題」、「必ずできるようにしておきたい問題」の見極めもします。塾の志望別講座にお子さんの行きたい学校の対策コースがないという場合のアドバイスや戦略プランもお任せいただけたらと思います。

 いずれも、お子さんの成績が伸び悩んでいるご家庭をメインユーザーとして想定したプランとなっています。

「お子さん自身が納得のいく学習のスケジュールを一緒に考えることで、学習効果も上がる」と高畑氏

コンサルタント・家庭教師・家庭の3者で連携

--コンサルティングに加えて、子供の苦手教科や弱点単元を克服するための指導にも力を入れていらっしゃいます。通常の家庭教師との違いは何でしょうか。

 私どもは、成績を上げるために家庭教師をつけるのではなく、まずは家庭学習の勉強法と適切な学習計画に着手するのが先であると考えています。「家庭教師プラン」は訪問もしくはオンラインで「算数・理科」もしくは「国語・社会」のいずれかから選択していただきますが、我々の家庭教師の特徴はコンサルティングプランが必ず付帯しているのが特徴です。

 通常の家庭教師は、派遣された講師が教えて終わりで勉強法や学習計画の策定までには踏み込みません。しかし、我々は担当の家庭教師とコンサルタントが密に連携をとり「今日やった単元のここでつまずいている」と報告を受けたら、私がそれに基づいた学習計画と勉強法の提案を行います。家庭教師とコンサルタントとご家庭の3者で連携してお子さんにとって最善なアプローチを行います。

 また、付帯のサービスとして「クイックティーチャー」という外部サービスとの提携をスタートさせました。家庭学習をしていてわからない問題がある場合、つまずいた箇所の式等を撮影してLINEで送っていただければ、専門の講師陣から解説が届くといったリアルタイム個別指導です。

分からない部分の画像をLINEで送ると、専門の講師陣から解説が届くリアルタイム個別指導「クイックティーチャー」とも連携

受験生と保護者へのメッセージ

--最後に、受験生と保護者へのメッセージをお願いします。

 まずはお子さんへは、「遊びたい・休みたい時間を削り、中学受験生活を過ごしているみなさんは本当に素晴らしい」と伝えたいです。受験勉強真っ最中の今は辛いかもしれません、大変かもしれません。でも、その頑張りが1点につながり、志望校につながり、輝かしい未来につながります。そして、その先に楽しい中学校生活が待っています。せっかくやる中学受験。悔いを残さないよう、一歩一歩前進しましょう

 そして保護者のみなさんへ。日頃よりお子さんのサポート、本当に頭の下がる想いです。

 中学受験はゴールではありません。大切なことは生涯にわたり学び続ける姿勢を植え付けることだと思います。受験環境が激化し目先のクラスなどがちらつく気持ちは十分理解できますが、受験に挑むのはお子さんです。お子さんが気持ちよく勉強できる環境整備や言葉がけが親御さんの一番の役割であると言えます。適切な学習計画で適切な勉強法でモチベーションが維持できれば、自然と成績につながっていきます。成績を上げさせようとお子さんに接するのではなく、成績を上げるためにお子さんをどう動かそうという視点で接することができれば活路を見出せます。頑張りましょう。

--ありがとうございました。


 「どうやって家庭学習をやらせれば良いの?」「適切な教材は?」「塾選びは?」「志望校の組合せはこれで良いの?」「子供のモチベーションは?」「志望理由書の書き方は?」…悩まない、迷わないで中学受験に向かうことができる家庭はまずないのではないだろうか。そんな保護者の不安に応えてくれるのが、「タカベル」の中学受験コンサルティングだ。実際に「タカベル」を利用し中学受験に挑んだご家庭の声を紹介する。

保護者コメント 

※一部を抜粋しています

Aさん(お子さんは首都圏模試偏差値50から鎌倉女学院に進学)

 転勤先の関西から首都圏の受験を目指すことに不安があり、オンラインで利用できるタカベルに相談にのっていただきました。まずは地元の進学塾と自宅学習を組み合わせた学習スケジュールを提案していただき、夏休み後はオンライン家庭教師プランに切り替え、早めに受験校を絞り込んで過去問に取り組みました。ぎりぎりまで過去問の点数が上がらない教科もありましたが、家庭教師の先生にも粘り強く指導いただき、第1志望のほか計3校に合格することができました。タカベルを利用する前は、いかだで目的地を目指している感覚でしたが、タカベルに相談後は推進力のある船に乗り換え進めることができたように思います。もっと早めに利用すればよかったという気持ちです。


Bさん(お子さんは明治大付属中野中学校に進学)

 4年生までは順調に学習を進められていましたが、5年生になると通塾日数と定期テスト頻度が増え、授業内容を消化することが難しくなってきました。タカベルのコンサルティングを受けることで、やるべきこと、やらなくても良いことがはっきりし、不安定だった成績が安定 。以前は、危機感のない子供にイライラすることも多かったのですが、コーチングのおかげで子供も納得して日々の課題に取り組むことができました。毎回、子供の話をじっくり聞いてくださり、わからないことを確実に解決していけるので、子供も安心して問題に挑戦していけたと思います。当初からの本命校に合格することができ、憧れ校へも思い切ってチャレンジもできたので、悔いなく受験を終えることができました。


Cさん(お子さんは成城学園に進学)

 大手塾のパッケージしたカリキュラムの中から「〇〇だけやれば良い」「〇〇講習は出席しなくても良い」といった取捨選択は親子だけで判断することは難しかったので、どこの塾にも属さない中立的な立場からアドバイスをいただけたことは大きかったです。また、親ながら我が子の気持ちがわからないこともあり、学習面だけでなく精神面についても相談にのってもいただけたのがありがたかったです。タカベルさんなしには我が家の中学受験は語れません。本当にお世話になりました。ありがとうございました。


 インタビューの冒頭で「お子さんが目標に据えて頑張っている第1志望校があるのなら、臆せず受けることが後悔しない受験のためにはとても大切」と語ってくれた高畑氏。子供の気持ちに寄り添い、親の心配を安心に変えてくれる「タカベル」のコンサルティングの先には「中学受験をやってよかった」と親子で心から思える未来が待っている。

中学受験コンサルティング「タカベル」詳細はこちら
《吉野清美》

吉野清美

出版社、編集プロダクション勤務を経て、子育てとの両立を目指しフリーに。リセマムほかペット雑誌、不動産会報誌など幅広いジャンルで執筆中。受験や育児を通じて得る経験を記事に還元している。

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