中学受験の学校選びに革命、アプリ「エデュスタ」がもたらす新しい体験

 「エデュスタ」がインターエデュよりリリースされた。どのようなサービスなのか、同社取締役の三澤祐佳氏に詳細を聞いた。また、記事後半では親子でアプリを使ってみたようすをレポートする。

教育・受験 小学生
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  • エデュスタとは
  • インターエデュ取締役の三澤祐佳氏
  • 「学校に選ばれるという、ワクワクするユーザー体験を提供したい」と三澤氏
  • アプリがある程度「お勧め」の学校を選んで提示してくれるので、これまで知らなかった学校に気づく機会にもなりうる
  • 「部活が強い」「施設が充実」「体験学習が豊富」などすいすいと選んでいく
  • すぐにアクセスでき、学校の絞り込みもできるので「興味に基づいた学校選び」ができそう

 中学受験において大きな悩みのひとつは、「志望校選び」だ。たくさんの学校の中から、どんな学校があるのか、子供に合った学校はどこなのか…調べるのは手間もかかるし判断も難しい。

 そんな悩みを一気に解決する機能が搭載された画期的なアプリ「エデュスタ」が、インターエデュよりリリースされた。学校との「マッチング」「スカウト」という機能が搭載されたこのアプリでは、具体的にどのようなサービスが提供されるのだろうか。同社取締役の三澤祐佳氏にアプリの詳細を聞くとともに、記事後半では親子でアプリを使ってみたようすをレポートする。

「学校に子供の良さを見つけてもらえる」時代へ

--アプリ「エデュスタ」では具体的にどのようなことができるのでしょうか。

 大きくふたつ、「マッチング」と「スカウト」という機能があります。マッチングは、お子さんに関する4つの質問にお答えいただくことで、そのご家庭やお子さんの志向からおすすめの学校が表示されるという機能です。スカウトは、お子さんの志向や希望に合った学校から「あなたと一緒に勉強したいです」「説明会でぜひ話をきいてください」というメッセージが直接届くという機能です。スカウトは2025年6月開始の予定ですが、マッチング、スカウトどちらも、おそらく中学受験では、これまでにはなかった新しい学校との出会い方だと思います。

 また、「実験の授業がたくさんできる学校」「留学・ネイティブ講師など英語教育が充実している学校」といったような、カテゴリ別に選べる機能もあるので、さまざまな角度から学校を見つけることも可能です。

--画期的ですね。想定されているユーザーはどういった方たちでしょうか。

 新・小学4年生から6年生のいるご家庭を想定しています。この春に塾通いが始まったような子はもちろんですが、現段階で、すでに第一志望が決まっている6年生にも併願校探しにご活用いただけます。

 たとえば、私学展や合同説明会などで、第一志望の学校のブースには足を運んでも、「次にどこに行こうか」と迷う方が多いのではないでしょうか。それに、中学受験は各家庭での秘めごとに近く、オープンに情報交換ができる世界ではない。そのため、誰かに志望校の悩みを相談したくても、塾の先生以外のセカンドオピニオンが受けられにくいのが実情ではないでしょうか。そこでひとつの手段として、このアプリで「こんな学校があるんだ」と知っていただけたら、もっと選択肢が広がると思うんです。

--「中学受験に興味が出てきたばかり」という段階のご家庭にも合いそうです。

 そうですね。親子で一緒に使ってみて、ぜひ、「僕、私にスカウトが来てる!」という驚きや、喜びを体験していただきたい。最近勉強を始めたとか、そこまで勉強が得意と思っていないお子さんでも、いろいろな学校からスカウトが来て「一緒に勉強しようよ」と声をかけられたらうれしい経験になるでしょうし、自信にもつながるのではないでしょうか。そこから、「自分と勉強したいって言ってくれる学校ってどこなんだろう?」「先生はどういう人なんだろう?」といった、興味や勉強へのモチベーションにつながっていくと思うのです。

--かけがえのない経験になりそうですね。スカウト機能は6月開始ということですが、詳細を教えてください。

 「この子と一緒に勉強したい」と思った学校から学校説明会などイベントへの案内が送られてくる仕組みです。これまで保護者が積極的に動かなければ得ることのできなかった学校情報が、向こうから手元にやって来るという体験をしていただけます。

 中学受験は、家庭内で意見がぶつかったり合格に手が届かなかったりと、ネガティブな印象となる事もあります。しかし、私たちは、ご家族が最後に笑顔で終われる中学受験になってほしいと願っています。そのためにも、ワクワクするユーザー体験を提供できること自体に価値があると思っています。

インターエデュ取締役の三澤祐佳氏

「学校選びの新しい機会を作りたい」

--親にも子にもたくさんのメリットがありますね。

 学校は数年間、大事な子供を預ける場所です。まず「どんなふうに子供に成長してもらいたいのか」を考えてもらい、それをもとにアプリが情報をある程度選んで学校情報を提供するのが「エデュスタ」です。近年は共働き世帯が増えて、忙しくてなかなか情報を能動的に取りに行けないといったご家庭もあると思います。自分の子供におすすめの学校やイベントの通知を手軽に受け取れるのも、アプリならではの良さですね。

 インターネットや雑誌で学校の情報を調べるときも、保護者が望む偏差値帯や周りから聞いて知っている学校など、もっている情報の中で選ぶことがどうしても多い。すると、知らない学校についての情報にはたどり着けません。結果、どれだけ良い学校があったとしても、知ることがないまま受験を終えてしまうことになります。場合によっては、受験後に「うちの子、もしかしたらあっちの学校の方が合っていたかも」と思うこともあるかもしれません。

 このサービスでは、そのようなミスマッチをなくしていけるのではと考えています。

アプリが「お勧め」の学校を選んで提示してくれるので、これまで知らなかった学校に気づく機会にもなる

--開発の背景にはどんな思いがあったのでしょうか。

 前提として、以前から弊社代表の酒井には「学校選びの新しい機会を作りたい」という構想がありました。また、昨今は多くの方がSNSを使うようになって、パーソナライズされた情報を得ることが容易になり、情報の取得方法が変化していると感じています。弊社が運営している掲示板はユーザー同士の交流の場なので、多くの方が「中学受験のことを結局誰に相談して良いかわからない」という悩みを抱えていることは感じており、何とかしないと、という思いもありました。

 ちょうど昨年弊社で説明会イベントへブース出展した際に、受験生の保護者の方から「どこの学校を見たら良いですか」や「おすすめの学校ありますか」といった質問を受けました。「あ、まさにこれは代表が作りたいと言っていたものだ」と再認識できた瞬間でした。

--今後、拡張予定の機能はあるのでしょうか。

 今、構想しているのは、ポートフォリオのような機能です。お子さんが「これが得意」「こういうことが好き」というものを載せることで、子供からのアピールの場になると考えています。それを見て、「この子はうちだったら絶対伸びる」とか、「うちの校風にきっと合う」といったふうに、学校が子供を見つけてくれて双方を出会わせる機能を展開していきたいと思っています。

 ほか、制服の写真が見られる機能をはじめ、子供の視点で学校選びができる機能が入ってくる予定です。たとえば、部活に参加する人が多いのか少ないのかや、先生たちは優しいタイプの人が多いのか面白いタイプの人が多いのかなど、子供が楽しめるような話題を盛り込む予定です。

 さらに今後は、学校だけではなく塾選びのマッチングや塾からのスカウトも予定しています。多くの受験生のお悩みを解決できるアプリにしていきたいと思っています。

--今後の展開もとても楽しみです。最後に、読者へのメッセージをお願いします。

 「エデュスタ」は、この学校にはこんなふうに頑張っている生徒やこんな先生がいるというのを知るきっかけとなるのはもちろん、中学受験という存在についてご家庭で話をするきっかけになると思います。我が子にどういう教育が待っているのか、小学生のお子様だけでなく、未就学児のお子様とも話すきっかけになったらと思います。

 そして「どんな学校が表示されるかな」「こんな学校からスカウトが来た」というようなワクワクする体験を、ご家庭でぜひ試していただけたら嬉しいです。

「学校に選ばれるという、ワクワクするユーザー体験を提供したい」と三澤氏

小学5年生と「エデュスタ」を体験

 三澤氏からアプリについて教えてもらい、今年小学5年生になる息子と早速「エデュスタ」を試してみた。受験しようと考えてはいるが、まさに学校選びに課題を感じている。息子は「自由な学校が良いかな…」というぼんやりとした感覚しかなく、塾からもらった資料を見たり各学校のサイトをのぞいたりしてはいるものの、どうやって子供に合う学校を見つければ良いのかと難しさを感じていた。

4つの質問に息子が興味津々

 まずアプリを立ちあげると、子供の情報を登録する画面が出てくる。名前や年齢など基本的な情報を入力したら、三澤氏が話していたマッチングのための4つの質問の回答画面になった。

 息子から「ここは自分でやってみたい」とリクエストがありバトンタッチ。

「部活が強い」「施設が充実」「体験学習が豊富」などすいすいと選んでいく

 これまで息子は「自由な学校」という大まかな希望しか口にしていなかったので、迷わず項目を選ぶ姿に驚いた。選択肢がわかりやすく言語化されているので、子供も自分の希望を掘り起こして考えやすいのだと思う。子供が学校に望むことを詳しく知るきっかけになるし、親も「学校に望むことは何か」をとらえ直す良い機会になると感じた。

 最後に「学力レベル」についての質問があり、模試を受験済みの場合は模試名と偏差値を入力する。未受験の場合には、志望する学力レベルを「難関上位校」「中堅校」「その他の学校」「まだわからない」の中から選べるので安心だ。

 さて、すべての質問に答えたらいよいよマッチング。表示されたおすすめの学校の中には、これまで調べたことのある学校のほか、名前は知っている学校、知らない学校が並んでいた。息子が気になっていた所もあり「僕にぴったりってこと?」と目を輝かせている。学校名をタップすると、すぐに基本情報がわかるようになっているのでわかりやすい。1校ずつふたりで詳細を見ながら、「うちの子に合う学校」の選択肢が一気に広がって、学校探しの暗い霧が晴れたような気がした。

 三澤氏によると、「望む条件が変わったり偏差値が変わっても条件の変更ができ、マッチングされる学校が変わるのでぜひ1度やって終わりでなく、定期的にチェックしてほしい」とのことだった。

学校検索機能で希望条件の学校がパッとわかる

 さらに、学校検索機能も試してみることに。

 都道府県、男子校・女子校・共学などの学校種別や偏差値のほか、詳細検索で土曜授業の有無や部活動、制服など、細かな条件での検索が可能だ。学校の情報を得るためは、直接学校のサイトにアクセスして、さらに情報が掲載されたページを探して…と手間に感じている人も多いだろう。この機能はパッと知りたい情報にアクセスでき、ストレスがない。

すぐにアクセスでき、学校の絞り込みもできるので「興味に基づいた学校選び」ができそう

 ここも息子にまかせてみたら、「部活の項目」をタップ。運動部・文化部共にメジャーな部活からちょっとマイナーなものまで、多くの部活の選択肢が出てきて驚く。電車が好きな息子は、早速「鉄道部」で絞り込み検索。「鉄道部ってたくさんの学校にあるんだね」と発見があり、私学への関心がより深まったようだ。「やりたい部活がある」「着たい制服がある」という子供自身の気持ちも、受験において大事なモチベーションのひとつになる。そういう角度でも手軽に調べられる機能を心強く感じた。

 なお、息子にスカウト機能についても話してみると「自分にどんな学校からメッセージが来るんだろう」とワクワクが隠せないようすだった。


 これから受験直前まで、学校選びの悩みはまだまだいろいろと出てくることだろう。今後も信頼できる伴走者として「エデュスタ」を活用していきたいと思う。

「エデュスタ」の詳細はこちら
《阿部祐子》

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