【大学受験2024】千葉大、情報・データサイエンス学部設置を申請

 千葉大学は2023年4月24日、2024年度の「情報・データサイエンス学部」と「大学院情報・データサイエンス学府(後期3年博士課程)」の新設に向け、文部科学省に関係書類を提出したと発表した。

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情報・データサイエンス学部/情報・データサイエンス学府設置準備特設ウェブサイト
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 千葉大学は2023年4月24日、2024年度の「情報・データサイエンス学部」と「大学院情報・データサイエンス学府(後期3年博士課程)」の新設に向け、文部科学省に関係書類を提出したと発表した。

 千葉大学によると、「情報・データサイエンス学部」(仮称)は、工学部総合工学科情報工学コースを発展的に解消して設置を構想しているという。同学部には、情報・データサイエンス学科を設け、データサイエンスコースと情報工学コースの2コースを設置し、データサイエンス展開力の育成を強化する。入学定員は100名を予定している。

 学部設置にあたっては、千葉大学で実績のある3つのカテゴリ「医療・看護」「環境・園芸」「人間・感性」に対応するデータサイエンス系専門科目群と、データサイエンスの基幹的技術に対応する情報工学系専門科目群から構成される実践的カリキュラムを、全学的な連携のもとに構築する。

 また、後期3年博士課程の「大学院情報・データサイエンス学府」(仮称)は、融合理工学府数学情報科学専攻情報科学コースおよび創成工学専攻イメージング科学コース(博士後期課程)を発展的に解消して設置を構想。同学府には、情報・データサイエンス専攻を設ける。入学定員は10名。

 学府設置にあたっては、同大学の強みを生かした幅広い専門科目と高度な専門性を涵養する実践的な専門科目等のカリキュラムを全学的な連携のもとに構築。データエンジニアリング力、データサイエンス力、データサイエンス展開力に加えて、これらを高度に統合した能力であるデータサイエンス高度展開力やデータサイエンスイノベーション力を高いレベルで兼ね備え、イノベーションを先導できる人材を養成するとしている。

 今後、提出された設置認可申請書類は、大学設置・学校法人審議会で審議を経て可否が決まる。なお、新設学科・学府に関する内容は、すべて構想中の段階のため今後内容が変更される場合がある。

《川端珠紀》

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