小中学校の給食費を無償化、大田区も6月から…23区で拡大

 東京都大田区は、物価高騰対策の一環として、区立小中学校の給食費を無償化する。6月分から2024年3月分までの給食費に物価上昇分を上乗せした金額として、2023年度補正予算案に約18億8,614万円を計上した。給食費徴収等の学校事務負担の軽減も図る。

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 東京都大田区は、物価高騰対策の一環として、区立小中学校の給食費を無償化する。6月分から2024年3月分までの給食費に物価上昇分を上乗せした金額として、2023年度補正予算案に約18億8,614万円を計上した。給食費徴収等の学校事務負担の軽減も図る。

 物価高騰が区民生活に大きな影響を及ぼす中、学齢期の子供がいる世帯の経済的負担を軽減し、子育て世帯の支援を推進するため、区立小中学校の給食費の無償化を実施する。

 大田区の学校給食費の月額は現在、小学校低学年4,100円、小学校中学年4,500円、小学校高学年4,950円、中学校5,350円。大田区ではこれまでも学校給食の質を確保するため、物価上昇分を考慮した給食費支援を行ってきた。

 6月分からは、各学校で保護者から集めている給食費を大田区が全額補助。徴収等に係る学校の事務負担の軽減も図る。

 2023年度補正予算案には、6月分から2024年3月分までの給食費に物価上昇分を上乗せした金額として、18億8,614万5,000円を計上している。

 東京23区内では、葛飾区が2022年9月に区立小中学校の給食費を完全無償化すると発表。世田谷区や北区、中央区、品川区等でも2023年度から区立小中学校の給食費を無償化している。

《奥山直美》

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