PTA役員の決め方「立候補」44.2%…本音と実態とは

 インタースペースは2023年5月22日、ママ向け情報サイトの情報発信メディア「ママスタセレクト」において、4月に実施した「PTAの係や役員の決め方」に関するアンケート結果を公表した。PTA役員の決め方は「立候補」44.2%、「くじ引きやジャンケン」25.3%となった。

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ママスタセレクト調べ「PTAや役員の選定方法について」2023年4月 回答数1,725票
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 インタースペースは2023年5月22日、ママ向け情報サイトの情報発信メディア「ママスタセレクト」において、4月に実施した「PTAの係や役員の決め方」に関するアンケート結果を公表した。PTA役員の決め方は「立候補」44.2%、「くじ引きやジャンケン」25.3%となった。

 インタースペースは2023年4月、否定的な声が聞かれがちなPTA等の活動の係や役員の決め方について、アンケート調査を実施。調査方法はインターネットで、総回答数は1,725票。調査・分析はママスタセレクト編集部が行った。決め方については、「立候補」「くじ引きやジャンケン」「保護者や先生からの推薦・相談」「その他」の4つの選択肢を用意。また、ママたちが理想と考える「決め方」についても調査した。

 もっとも多かったのは「立候補」を支持した人たちで762人、全体の44.2%。「立候補でやる気のある人が役員を務めるのが、一番子供たちのためになると思う」や「私はいつも立候補している。苦にならない人はどんどん立候補したらいいと思う」という声があがった。一方で、「くじ引きやジャンケン」は全体の25.3%。「くじ引きだと、誰かのせいにする訳でもなく自分で引いたから、納得せざるを得ない」という経験談も寄せられたという。

 もっとも少なかったのは「保護者や先生からの推薦・相談」で14.2%。「その他」を選んだ人は全体の16.3%で、「小学校からの手紙で拒否権なしの指名制。でも、やっていない人にしかこないから安心」、「地区ごとにローテーションで決まっている」等、半ば強制的な決め方ではあるが「そういうものだから」との回答もあり、割り切っているようすもうかがえたという。

 ママスタセレクト編集部は、園や学校で係や役員を引き受けられないと考える理由には、就労しているという事情によるものばかりでなく、自身の体調に不安がある人、家族の介護や育児等、さまざまな背景がありそうだと推察。コメントの中には「やりたい人だけが立候補。立候補者がいない委員会は立ち上げない。うちの学校はこれです」という報告もあったと公表している。役員をやりたい気持ちがあってもできないという人もいると考えると、「できる人ができるときにできる形」で参加するものになっていくのが理想ではないかとコメントしている。

《いろは》

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