国際エデュテイメント協会は2023年7月12日、CEFR B1(英検2級相当)レベルの英語オンライン教材「Thinking Critically about SDGs CEFR B1」の提供を開始したことを公表した。SDGsの成り立ちと17のゴールを学べる英語教材シリーズの第2弾となる。
国際エデュテイメント協会は、SDGsの認知度が高まっていることや、2022年4月の学習指導要領改訂の基本方針でひとりひとりが持続可能な社会の担い手としての教育が強調されていることなどから、2021年にSDGs英語教材「Thinking Critically about SDGs」の提供を開始。英語を使いながらSDGsを通してクリティカルシンキングやロジカルシンキングを育む教材として、2023年度では8校の中学校・高等学校へ導入され、累計で約800人の生徒に利用されている。
しかし、SDGsを学ぶうえで各ゴールの概念や重要な単語のレベルが高いため、英検準1級に近い英語能力を必要としていた。そこで、教育現場の要望を検討し、SDGsの本来の意味を損なわず、より多くの生徒に提供できるようにCEFR B1(英検2級)相当の英語教材「Thinking Critically about SDGs CEFR B1」を新たに開発した。
教材はオンライン教材となり、対象は中学1年生~高校3年生。合計収録教材数は合計18チャプター、72レッスン(目安:約200時間の授業相当)。収録エクササイズはリーディング、読解問題、リスニング問題、調査ベースのリサーチ・クエスチョン、答えのない問いに対して意見を考えるクリティカル・クエスチョン。
身に付く力として、英語4技能、クリティカルシンキング力、ロジカルシンキング力、プレゼンテーション力、探究力、グローバル人材としての教養をあげている。ゴールごとに4レッスン(授業)で学習するサイクルとなっており、たとえばレッスン1では基礎知識としてゴールの概要や成り立ちの理解を行う(例:What is Goal 1?)。レッスン2では、世界の現状として世界全体でそのゴールにおいてどのような現状なのかを学ぶ(例:What’s going on in the world?)。
そのほかのサポートサービスとして、教材の扱い方研修 (合計2回:導入フェーズと中間フェーズ)、教材利用にかかるデータレポーティングサービス、各SDGsゴールで活躍する社会人によるリアルな交流やフィードバックの提供、同社教材導入学校間SDGsイベントの企画・実施となっている。なお、サービスは内容によって料金が異なる。
価格は、3ゴールで2,000円(12時間~24時間分の授業数相当)、5ゴールで3,200円(15時間~30時間分の授業数相当)。それ以降はゴール1つあたり+500円。トライアルは先生向けにデモアカウントを発行する。詳細はWebサイトで確認できる。