高校生アンケート「探究活動は役立つ」が約7割

 Studyplusトレンド研究所は2023年9月27日、高校生対象のアンケート「総合的な探究の時間」の結果を公表した。探究学習でもっとも多い「調べ学習」は、地域差があることがわかった。

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「総合的な探究の時間」では、どのような取り組みをしていますか?
  • 「総合的な探究の時間」では、どのような取り組みをしていますか?
  • 地域別「総合的な探究の時間」では、どのような取り組みをしていますか?
  • 「総合的な探究の時間」に対してどのような印象を抱いていますか?
  • 地域別「総合的な探究の時間」に対してどのような印象を抱いていますか?
  • 探究学習で培ったものは将来に活かせると思いますか?

 Studyplusトレンド研究所は2023年9月27日、高校生対象のアンケート「総合的な探究の時間」の結果を公表した。探究学習でもっとも多い「調べ学習」は、地域差があることがわかった。

 調査は2023年8月28日から30日にかけて学習管理アプリ「Studyplus」上で全国の高校生を対象に、「総合的な探究の時間」に関するアンケート調査を実施。1,110名(高校1年生203名、2年生426名、3年生481名)から回答を得た。

 「総合的な探究の時間」でどのような取り組みをしているかについては、「調べ学習」が86.6%ともっとも多く、「グループ内やクラス内での発表」77.3%、「グループディスカッション」58.8%とつづいた。

 地域別では、「調べ学習」は「四国・中国」が91.2%ともっとも多く、「九州・沖縄」87.8%、関東87.2%だった。「グループ内やクラス内での発表」は、「関東」が80.6%で、「中部」「近畿」がいずれも77.1%だった。「グループディスカッション」は、「北海道・東北」が63.1%、「中部」61.8%、「四国・中国」が61.5%だった。

 「総合的な探究の時間」に対してどのような印象を抱いているかについては、「やる意味がわからない」との回答が全体の42.1%となり、地域別にみると「関東」「中部」「近畿」がいずれも4割強と、他地域と比較して高かった。

 一方で「将来、必要な能力が身に付く授業だと感じる」は全体の33.7%が回答。地域別では「四国・中国」「九州・沖縄」が4割と高かった。

 「探究学習は将来にいかせるか」については、67.7%が「はい」と回答。7割近い高校生が役立つと考えていることがわかる結果となった。このほか、アンケートでは探究学習のテーマや進路選択との関わりについても調査を実施。詳細はStudyplusトレンド研究所のWebサイトで閲覧できる。

《宮内みりる》

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