大学生の就職内定率(10/1現在)74.8%、3年連続で上昇

 文部科学省と厚生労働省は2023年11月17日、2023年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)の結果を発表した。大学生の就職内定率は、前年同期比0.7ポイント増の74.8%。3年連続で上昇し、コロナ禍前の水準に回復しつつある。

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 文部科学省と厚生労働省は2023年11月17日、2023年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)の結果を発表した。大学生の就職内定率は、前年同期比0.7ポイント増の74.8%。3年連続で上昇し、コロナ禍前の水準に回復しつつある。

 2023年3月大学等卒業予定者の就職内定状況を文部科学省と厚生労働省が共同で調査し、2023年10月1日時点の状況として取りまとめた。対象は、国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校(専門課程)20校の計112校6,250人。

 大学(学部)の就職内定率は、前年同期比0.7ポイント増の74.8%。10月1日時点の就職内定率としては、コロナ禍の影響を受けた2021年3月卒が69.8%まで落ち込んだが、その後は徐々に回復し、3年連続で上昇。コロナ禍前の水準に戻ってきている。

 大学区分別の就職内定率をみると、国公立大学は72.1%(前年同期比2.9ポイント減)、私立大学は75.6%(前年同期比1.8ポイント増)。文系・理系別では、文系は75.0%(前年同期比1.5ポイント増)、理系は73.7%(前年同期比2.9ポイント減)。

 男女別の就職内定率は、男子大学生が73.9%(前年同期比1.2ポイント増)、女子大学生が75.8%(前年同期比0.1ポイント増)。国公立大学は男子71.2%、女子73.3%、私立大学は男子74.8%、女子76.6%。

 地域別に大学の就職内定状況をみると、関東地区の82.8%(前年同期比1.5ポイント増)がもっとも高く、ついで中部地区77.2%(前年同期比3.4ポイント増)、近畿地区73.0%(前年同期比2.3ポイント増)、中国・四国地区69.9%(前年同期比4.7ポイント増)。九州地区と北海道・東北地区は、前年同期より下降し、九州地区66.8%(前年同期比8.1ポイント減)、北海道・東北地区60.7%(前年同期比3.3ポイント減)。

 大学以外の就職内定率は、短期大学が39.9%(前年同期比6.0ポイント減)、高等専門学校が91.8%(前年同期比1.4ポイント減)、専修学校(専門課程)が52.9%(前年同期比2.4ポイント減)であった。

《奥山直美》

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