横浜市職員採用試験、1次SPIのみに変更

 横浜市は2023年12月7日、市職員採用試験において、民間企業志望や転職活動中の人も受験しやすい試験を拡充すると発表した。技術先行実施枠や社会人採用試験などの第1次試験をSPIのみに変更するほか、技術職の社会人採用試験を新設するという。

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 横浜市は2023年12月7日、市職員採用試験において、民間企業志望や転職活動中の人も受験しやすい試験を拡充すると発表した。技術先行実施枠や社会人採用試験などの第1次試験をSPIのみに変更するほか、技術職の社会人採用試験を新設するという。

 横浜市では「明日をひらく都市 横浜」の実現に向けて、2022年度に引き続き、採用試験の見直しを行う。多様化・複雑化する行政ニーズに対応できる人材の重要性が年々高まっていることや、国、他自治体、民間企業間の人材獲得競争が厳しくなっている状況をふまえて実施するという。

 春に実施する技術職の試験は、31歳以上の社会人採用試験を新設する。土木・建築・機械・電気の分野で、第1次試験をSPIのみとする。春実施の大学卒程度等採用試験は、土木・建築・機械・電気の技術先行実施枠の第1次試験をSPIで実施。デジタル区分の実施を6月から3月に前倒しし、第1次試験をSPIで実施する。また、春実施の合格発表は5月中へと前倒しする。

 夏実施の大学卒程度等採用試験では、事務、学校事務、消防(救急救命士)を除き、筆記試験科目の「教養」と「論文」を廃止し、チャレンジしやすい試験へと変更する。社会福祉、心理、土木、建築、機械、電気、農業、造園、環境、衛生監視員、保健師、消防(専門)は、教養および論文を廃止し、第1次試験を専門、第2次試験を面接などで実施する。消防(一般)は論文を廃止し、第1次試験を教養、第2次試験を面接などで実施する。

 秋実施の社会人・就職氷河期世代を対象とした採用試験では、すべての区分で第1次試験をSPIで実施する。第2次試験科目の論文は廃止となる。各試験の試験科目、受験資格の詳細(年齢、職務経験、資格)などは、後日公表される受験案内で確認できる。横浜市は今回の変更により、公務員志望者をはじめ、民間企業への就職を考えている人、転職活動を行っている人など、多くの人が受験しやすくなるとしている。

 また、12月21日から横浜市で働く魅力を伝えるイベントを順次開催する予定。2023年度新たにオンラインで開催する冬季採用プログラムの第1弾「横浜フィルムコミッションの事業紹介」は、現在、先着順で申込受付中。定員は480名。詳細の確認と申込みは、Webサイトより行う。

◆冬季採用プログラム vol.1
日時:2023年12月21日(木)16:00~17:00
場所:オンライン
対象:横浜市に少しでも興味がある人、横浜市ならではの事業に興味がある人、社会貢献できる仕事に興味がある人、公務員になりたい・興味がある人、幅広いフィールドで活躍したい人、横浜エリアで働きたい人、さまざまな職種の人と一緒に仕事がしたい人、長期的にキャリアを積みたい人
定員:480名 ※先着順
申込方法:Webサイトより申し込む

《いろは》

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