【共通テスト2024】得点調整なし、大学入試センター発表

　大学入試センターは2024年1月19日、2024年度（令和6年度）大学入学共通テスト（以下、共通テスト）において得点調整を行わないことを決定した。平均点などの最終発表は2024年2月5日。

　得点調整は、本試験において地理歴史の「世界史B」「日本史B」「地理B」、公民の「現代社会」「倫理」「政治・経済」、理科2の各科目間で原則として20点以上の平均点差が生じ、これが試験問題の難易差に基づくものと認められる場合に実施する措置。ただし、受験者数が1万人未満の科目は得点調整の対象とならない。

　受験者数45万6,332人を対象とした「中間集計その2（1月19日時点）」をみると、得点調整対象科目間の最大平均点差は、地理歴史は最高が「地理B」65.74 点、最低が「日本史B」56.27点で9.47点。 公民は、「倫理」56.44点、「政治・経済」44.35点で、最大差が12.09点。理科2は、「物理」62.97点、「化学」54.77点で、最大差が8.20点。いずれも20点以上の開きはなかったため、得点調整は行わない。採点未終了者は約500人であった。

　大学入試センターは、2024年2月5日に平均点などの最終発表を予定している。国公立大学の2次試験（個別試験）は出願が1月22日～2月2日まで、前期日程は2月25日から実施される。