【中学受験2025】明法中学・高等学校、男女共学化へ

 明法中学・高等学校は2024年2月17日、2025年度より中学校も共学化すると発表した。中1で男女共に、ロボットプログラミングなどで科学的思考力や問題解決力を育てる「GE」や、カナダへのターム留学などを行う「GSP」などのプログラムを学ぶという。

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 明法中学・高等学校は2024年2月17日、2025年度より中学校も共学化すると発表した。中1で男女共に、ロボットプログラミングなどで科学的思考力や問題解決力を育てる「GE」や、カナダへのターム留学などを行う「GSP」などのプログラムを学ぶという。

 明法中学・高等学校は1964年、男子校として創立された。「この世に生を受けたことに感謝し、知性を磨き、よい習慣を身に付け、社会のため、国家のため、人類のために役立ち、世界平和に貢献できる人間を育成すること」を建学の精神として掲げ、教育活動を行ってきたという。

 2019年には、高等学校が男女共学となった。国際化の進展や、持続可能な社会構築が求められている中で、男女を問わず人間としての尊厳を認めあい、考え方や価値観の違いを乗り越えて協力し、互いを思いやれる人間に育てていくためだという。

 高校の共学化から5年が経過したが、少子高齢化がさらに進み、これまで以上にジェンダーの平等が求められ、多様性への配慮が求められる社会になっている。その中で、男女の発達の違いに配慮しつつも、中学校段階から男女が共に学ぶ教育環境をつくるに至ったとしている。

 明法中学校には約10年前から、ロボットプログラミングなどを通じて科学的思考力や問題解決力を育てる「サイエンスGE」があり、併設される明法高等学校には、カナダへのターム留学を中心とした国際教育を通じて、世界に挑めるイノベーターを育てるGSPというプログラムがあるという。

 2024年度から、GSPをより充実させるべく、中学校に「GSPfoundation」というプログラムを新設し、高校でのターム留学に向けて、外部施設も活用した国際教育を実施。中学1年生ではGEとGSP両方の入門編を学び、中学2年から高校1年ではどちらか一方のプログラムを選び、深く学んでいくとしている。

 高校1年生の段階では、その集大成として、GEはプログラミングの大きな大会、GSPはターム留学に挑むという。「GSPfoundation」というプログラムでは2024年度から、これまでも行ってきた校内実施の「English Shower Camp」(通学型の英会話合宿)に加え、「TOKYO GLOBAL GATEWAY」での英語研修や、「British Hills in FUKUSHIMA」での宿泊型英語研修を年次進行で実施していく予定。

 共学化にともなう中学入学試験の情報や、学校説明会日程は、順次周知するとしている。

《いろは》

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