ソニー生命保険は2024年7月25日、将来の夢や職業、ライフスタイルなど「中高生が思い描く将来についての意識調査」の結果を発表した。6割程度が結婚し、子供をもちたいと考えていること、また女子より男子のほうが願望をもつ割合が高いことなど、中高生の意識が明らかになった。
調査は2024年6月11日～18日、全国の中学生・高校生を対象にインターネットにて実施した。有効サンプル数1,000名（中学生200名、高校生800名）。
中高生の将来の夢について、もっとも多かった回答は、中学生が「趣味を充実させて生きる」（56.0%）、高校生は「安定した毎日を送る」（53.0%）だった。男女別でみると、中学生男子1位は「安定した毎日を送る」（54.0%）、2位「趣味を充実させて生きる」（52.0%）、3位「好きなことを仕事にする」（48.0%）、女子では1位「好きなことを仕事にする」（62.0%）、2位「趣味を充実させて生きる」（60.0%）、3位「安定した毎日を送る」（57.0%）。
高校生では、男子1位「安定した毎日を送る」（47.8%）、2位「好きなことを仕事にする」（42.3%）、3位「趣味を充実させて生きる」（38.0%）、女子では1位「好きなことを仕事にする」（58.5%）、2位「安定した毎日を送る」（58.3%）、3位「趣味を充実させて生きる」（52.3%）となり、「安定した毎日を送る」との回答が多い男子に対し、女子では「好きなことを仕事にする」と答えた人が多く、男女差がみられた。
将来就きたい職業について、中学生男子では1位「YouTuberなどの動画投稿者」（23.0%）、2位「公務員」（13.0%）、3位「会社員」（11.0%）。女子では1位「歌手・俳優・声優などの芸能人」（18.0%）、2位「絵を描く職業（漫画家・イラストレーター・アニメーター）」（13.0%）、3位「デザイナー（ファッション・インテリアなど）」「医師」（いずれも11.0%）と続いた。男子中学生では「YouTuberなどの動画投稿者」が、2017年の調査開始以来5回連続の1位となっている。
高校生についてみると、男子では1位「ITエンジニア・プログラマー」（12.5%）、2位「公務員」（12.3%）、3位「会社員」（11.3%）。女子は1位「保育士・幼稚園教諭」（12.0%）、2位「公務員」（11.5%）、3位「看護師」（9.8%）と続いた。
将来のライフイベントやライフスタイルについて、「将来、結婚したい」「ずっと独身でいたい」のどちらにあてはまるか質問したところ、中学生、高校生共に「将来、結婚したい（非常にあてはまる・ややあてはまるの合計）」（中学生61.5%、高校生65.3%）が多数派だった。男女・学校別にみると、「ずっと独身でいたい（非常にあてはまる・ややあてはまるの合計）」と回答した人の割合は、中学生、高校生いずれも男子より女子のほうが高く、中学生では男子9.0%、女子24.0%と、15.0ポイントの差がみられた。
子供をもつことについて、「将来、子供がほしい」「将来、子供がほしいと思わない」で選択してもらったところ、中学生、高校生共に「将来、子供がほしい（非常にあてはまる・ややあてはまるの合計）」（中学生53.0%、高校生58.5%）が多数派。男女・学校別にみると「将来、子供がほしいと思わない（非常にあてはまる・ややあてはまるの合計）」と回答した人の割合は、中学生では男子13.0%、女子30.0%と、17.0ポイントの差がみられた。
「将来のことを相談したい」と思う芸能人について、全体の1位は「アンミカ」、2位「明石家さんま」、3位「マツコ・デラックス」、4位「HIKAKIN」、5位「大谷翔平」と続いた。男女別にみると、男子1位は「HIKAKIN」、2位「明石家さんま」、3位「マツコ・デラックス」「西村博之」、5位「大谷翔平」。女子1位は「アンミカ」、2位「マツコ・デラックス」、3位「永野芽郁」、4位「明石家さんま」、5位「デヴィ・スカルノ」。
「将来、こういう大人になりたい」と思う芸能人では、全体の1位「大谷翔平」、2位「HIKAKIN」、3位「永野芽郁」「橋本環奈」、5位「明石家さんま」。男子では1位「HIKAKIN」、2位「大谷翔平」、3位「明石家さんま」、4位「ムロツヨシ」「阿部寛」「出川哲朗」「大森元貴」「木村拓哉」「有吉弘行」。女子では1位「大谷翔平」、2位「永野芽郁」、3位「橋本環奈」、4位「芦田愛菜」「今田美桜」という結果となった。
「中高生が思い描く将来についての意識調査2024」の詳細は、ソニー生命のWebサイトで読むことができる。
